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「遺伝子組み換え種子による食料支配」(長文)
2010年のことである。ハイチ共和国で、475トンもの種に、火が放たれた。
ハイチ共和国といえば、北アメリカと南アメリカの中間に位置する、キューバの隣国の小さな島にあり、ドミニカ共和国に隣接する。小さいと言っても、九州全体の面積の3/4、人口も同じく3/4程度の共和国である。
この島でマグニチュード7.0の大地震が起こり、20万人以上の死者と30万人以上の負傷者を出した。都市の被害は甚大であり、国全体が食料難に陥った。
人道支援として、この国に多くの食料が送られたが、その中に、モンサント社の遺伝子組み換えトウモロコシや野菜の種が相当な量、存在した。この国の人たちは、メキシコやブラジル、アルゼンチン、あるいはインド、そしてもちろんアフリカで起きているモンサント社による食料支配の構図についての知識があった。モンサント社が途上国に行ってきた悪行の情報が、日本よりも遥かに行き渡っていたのである。
それは、ハイチ革命以来、連綿と受け継がれてきた奴隷解放への強い抵抗の記憶のおかげであろう。だからこそ、彼らはこのモンサント社から送られてきた遺伝子組み換えトウモロコシや野菜の種子475トンに火を放ったのである。
遺伝子組み換え種子には特許がある。この種は決して保存してはいけない。そう決められている。その種を保存した者は、特許侵害として告訴され、破産するか、もしくはいかなる抵抗も無視される一方的な契約の中、遺伝子組み換え種子と農薬を強制的に買わされる運命にあるのだ。
その契約により、以後、遺伝子組み換えではない作物を栽培することが難しくなる。何故なら、一度栽培してしまった遺伝子組み換え作物は、その土地に延々と残り続ける可能性があるからである。
何故、遺伝子組み換え種子に特許が与えられたか?通常の交配種の種は、自然界でも起こりうる可能性のある交配しか行われない。しかし遺伝子組み換え種子は絶対に自然界では起こりえない遺伝子が組み込まれる。それは、バクテリアや昆虫などの遺伝子を植物に組み込む事からである。これが特許の理由となる。
これにより、植物は元の植物と形は同じであっても、そのタンパク質構造はまるっきり違うものになる。どのような毒性を持つかは分からない状態であり、かつ、現在の遺伝子組み換え種子に組み込まれた遺伝子は、「殺虫成分」を作り出し、かつたっぷりと除草剤が散布されて成長する。
しかし、一番の問題は、やはり種子の特許である。自然界からの恵である食料。その食料の種を、一企業が握ってしまうのである。その企業から種を買わない限りは、食糧生産ができなくなるということだ。これを食料支配と言わずになんと言うのだろうか。つまり奴隷化である。
ハイチ共和国の人たちはそれに気づいた。気づいたからこそ、食料難であるという切羽詰った状況の中で、遺伝子組み換え種子に火を放つという選択肢を選んだのである。なんと懸命なことか。そのくらい遺伝子組み換え種子は世界中に問題を撒き散らしているのだ。
さて、日本はどうだろうか。日本では遺伝子組み換え種子という物の存在すら知らない者が多い。日本で生産されるお米の3倍以上の遺伝子組み換え作物が輸入され、日常的に食べていても、誰も気づかない。
TPP以降は、食卓にのぼる生野菜も温野菜も、ほとんどがバイオテクノロジー企業が販売する種子に置き換わるだろう。その中に遺伝子組み換え野菜があったところで気づかないかもしれない。表示義務が撤廃されるからだ。今の食肉が遺伝子組み換え由来の飼料で作り上がっていることすら知らないのと同じように。
今こそ、自らの食べ物を自ら栽培するという選択肢を検討するべきである。最大の防御は一番信頼できる自分自身に、食糧生産を委ねることである。一部だけでもいいから、今日から始めて欲しい。
※遺伝子組み換え関連講演予定 1)7/26 広島 広島市 7/26単発でお申し込みください。下部に申し込みフォームリンクあり http://ameblo.jp/natural-essence1996/entry-12046610323.html
2)8/1 埼玉 越谷市 内海聡氏&岡本よりたか氏 合同講演会 in 越谷 本当にこれでいい? 今の日本 これからの日本 ~大切な家族を守るために知っておきたい~ 『これからの医食住 http://www.kokuchpro.com/event/koshigaya/
3)9/6 東京 六本木 あなたの台所にもある遺伝子組み換え食品 ~映画「いのちの種を抱きしめて」上映会付~ http://holistic-wellness.jp/event/studymeeting/20150906.html
※写真 映画『パパ、遺伝子組み換えってなぁに?』より、ハイチの農民たち http://www.uplink.co.jp/gmo/ #遺伝子組み換え種子 #遺伝子組み換え作物 #ハイチ #ドミニカ共和国 #遺伝子組み換えトウモロコシ #食料 #野菜の種 #交配種
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遺伝子組み換え種子による食料支配|象牙の塔の住人 無肥料栽培家 岡本よりたか
自給 人と植物の関係 遺伝子組み換え種子による食料支配 2015-07-21 21:51:45 テーマ: GMO [imagelink] <span>「遺伝子組み換え種子による食料支配」(長文) 2010年のことである。ハイチ共和国で、475トンもの種に、火が放たれた。 ハイチ共和国といえば、北アメリカと南アメリカの中間に位置する、キューバの隣国の小さな島にあり、ドミニカ共和国に隣接する。小さいと言っても、九州全体の面積の3/4、人口も同じく3/4程度の共和国である。 この島でマグニチュード7.0の大地震が起こり、20万人以上の死者と30万人以上の負傷者を出した。都市の被害は甚大であり、国全体が食料難に陥った。 人道支援として、この国に多くの食料が送られたが、その中に、モンサント社の遺伝子組み換えトウモロコシや野菜の種が相当な量、存在した。この国の人たちは、メキシコやブラジル、アルゼンチン、あるいはインド、そしてもちろんアフリカで起きているモンサント社による食料支配の構図についての知識があった。モンサント社が途上国に行ってきた悪行の情報が、日本よりも遥かに行き渡っていたのである。 それは、ハイチ革命以来、連綿と受け継がれてきた奴隷解放への強い抵抗の記憶のおかげであろう。だからこそ、彼らはこのモンサント社から送られてきた遺伝子組み換えトウモロコシや野菜の種子475トンに火を放ったのである。 遺伝子組み換え種子には特許がある。この種は決して保存してはいけない。そう決められている。その種を保存した者は、特許侵害として告訴され、破産するか、もしくはいかなる抵抗も無視される一方的な契約の中、遺伝子組み換え種子と農薬を強制的に買わされる運命にあるのだ。 その契約により、以後、遺伝子組み換えではない作物を栽培することが難しくなる。何故なら、一度栽培してしまった遺伝子組み換え作物は、その土地に延々と残り続ける可能性があるからである。 何故、遺伝子組み換え種子に特許が与えられたか?通常の交配種の種は、自然界でも起こりうる可能性のある交配しか行われない。しかし遺伝子組み換え種子は絶対に自然界では起こりえない遺伝子が組み込まれる。それは、バクテリアや昆虫などの遺伝子を植物に組み込む事からである。これが特許の理由となる。 これにより、植物は元の植物と形は同じであっても、そのタンパク質構造はまるっきり違うものになる。どのような毒性を持つかは分からない状態であり、かつ、現在の遺伝子組み換え種子に組み込まれた遺伝子は、「殺虫成分」を作り出し、かつたっぷりと除草剤が散布されて成長する。 しかし、一番の問題は、やはり種子の特許である。自然界からの恵である食料。その食料の種を、一企業が握ってしまうのである。その企業から種を買わない限りは、食糧生産ができなくなるということだ。これを食料支配と言わずになんと言うのだろうか。つまり奴隷化である。 ハイチ共和国の人たちはそれに気づいた。気づいたからこそ、食料難であるという切羽詰った状況の中で、遺伝子組み換え種子に火を放つという選択肢を選んだのである。なんと懸命なことか。そのくらい遺伝子組み換え種子は世界中に問題を撒き散らしているのだ。 さて、日本はどうだろうか。日本では遺伝子組み換え種子という物の存在すら知らない者が多い。日本で生産されるお米の3倍以上の遺伝子組み換え作物が輸入され、日常的に食べていても、誰も気づかない。 TPP以降は、食卓にのぼる生野菜も温野菜も、ほとんどがバイオテクノロジー企業が販売する種子に置き換わるだろう。その中に遺伝子組み換え野菜があったところで気づかないかもしれない。表示義務が撤廃されるからだ。今の食肉が遺伝子組み換え由来の飼料で作り上がっていることすら知らないのと同じように。 今こそ、自らの食べ物を自ら栽培するという選択肢を検討するべきである。最大の防御は一番信頼できる自分自身に、食糧生産を委ねることである。一部だけでもいいから、今日から始めて欲しい。 ※遺伝子組み換え関連講演予定 1)7/26 広島 広島市 7/26単発でお申し込みください。下部に申し込みフォームリンクあり http://ameblo.jp/natural-essence1996/entry-12046610323.html 2)8/1 埼玉 越谷市 内海聡氏&岡本よりたか氏 合同講演会 in 越谷 本当にこれでいい? 今の日本 これからの日本 ~大切な家族を守るために知っておきたい~ 『これからの医食住 http://www.kokuchpro.com/event/koshigaya/ 3)9/6 東京 六本木 あなたの台所にもある遺伝子組み換え食品 ~映画「いのちの種を抱きしめて」上映会付~ http://holistic-wellness.jp/event/studymeeting/20150906.html ※写真 映画『パパ、遺伝子組み換えってなぁに?』より、ハイチの農民たち http://www.uplink.co.jp/gmo/ #遺伝子組み換え種子#遺伝子組み換え作物#ハイチ#ドミニカ共和国#遺伝子組み換えトウモロコシ#食料#野菜の種#交配種 いいね! リブログする


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