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「水」
植物は、太陽光と空気と土と、そして水で育つ。水は植物が光合成をするために必要な要素の一つである。だが、化学式でいう2H₂Oが必要という単純な話ではない。
水と言っても色々な水がある。例えば、雨水、雪解け水、河川の水、地下水、水道水。これらを同じ水だと思っているとするなら、貴方は栽培に失敗する可能性が高いと言わざるをえない。
こんな経験があるだろうか。育苗しているポットの土がガチガチに硬くなり育たない。プランター栽培の土がどんどん沈んできて、硬くなり、作物の成長が止まる。なぜかいつも病気になるとか、虫食いが酷いとか。
それらの原因が水にあったという可能性は捨てきれない。いや、むしろ、上手に栽培できない人の中には、水に対する意識が低い人がいるのは事実だ。
雨や河川の水は単純な水ではない。水を構成する元素は2H₂Oではあるが、実際には、この化学式だけでは表せない多くのミネラルが含有する。例えば以下の通りだ。
・カルシウム(Ca) ・マグネシウム(Mg) ・ナトリウム(Na) ・カリウム(K) ・※リン(P) ・重炭酸イオン(HCO3-) ・硫酸イオン(SO₄²⁻) ・塩化物イオン(Cl⁻) ・ケイ酸(SiO₂) ※河川には含まれない事がある
これ以外にも、鉄(Fe)、亜鉛(Zn)、銅(Cu)、ホウ素(B)が含まれる可能性がある。
では、水道水はどうだろうか。含まれているとしても以下のようなものだが、これらには、含有量の規制があるため、見事に濾過されており、あってもごく僅かである。安全を生み出すがために、水は単なる2H₂Oに削ぎ落とされる。
・ナトリウム(Na) ・塩化物イオン(Cl⁻) ・フッ素(F) ・ホウ素(B) (マグネシウム、カルシウムは含まれる可能性はあるが、ほぼゼロに近い)
ミネラルバランスと土壌微生物のバランスは密接な関係にある。土壌のミネラルバランスが狂うと、微生物も同様にバランスを崩し、多くは死滅する。
ミネラルのない水を土壌に与え続けると、ミネラルが土からどんどん流亡してゆく。ミネラルが消えると、土壌微生物も消え、土の生命活動が停止し、空気層が無くなって、硬く締まってくる。硬く締まれば好気性の微生物はさらに棲息出来ずに、「死に土」となる。
栽培に使用する水は雪解け水がいい。雨水でもいい。それが無理なら河川の水。次に地下水。それも無理ならミネラル水。それも高価で無理なら水道水となってしまうが、その場合はミネラルの補給を考えてあげる必要がある。
ミネラルを、多く含むものといえば草木灰だろう。僅かにパラパラと掛けてから水を撒くだけでミネラル補給が出来る。僅かでよい。プランターなら水やりの時にジョーロの中にひとつまみ。
自然栽培だ、自然農法だといったところで、人間が自然破壊をした畑やプランターで栽培するのだから、ただ土があればいいということでは決してない。
栽培なんて、どうせ人の手で管理せざるをえないのだから、しっかりとしたミネラルバランスも考えるべきだと思う。その時に使用する物が、そこに元々存在するものであれば更に良いだろう。
だから僕の無肥料栽培では、雑草を燃やした草木灰を利用する。動物だろうが植物だろうが、ミネラルの補給が重要だから。 #ミネラルバランス #ミネラル水 #雪解け水 #雨水 #プランター栽培 #地下水 #水道水 #ミネラル補給
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水|象牙の塔の住人 無肥料栽培家 岡本よりたか
自然 花束③ 水 2017-02-08 11:34:13 テーマ: 栽培 [imagelink] <span>「水」 植物は、太陽光と空気と土と、そして水で育つ。水は植物が光合成をするために必要な要素の一つである。だが、化学式でいう2H₂Oが必要という単純な話ではない。 水と言っても色々な水がある。例えば、雨水、雪解け水、河川の水、地下水、水道水。これらを同じ水だと思っているとするなら、貴方は栽培に失敗する可能性が高いと言わざるをえない。 こんな経験があるだろうか。育苗しているポットの土がガチガチに硬くなり育たない。プランター栽培の土がどんどん沈んできて、硬くなり、作物の成長が止まる。なぜかいつも病気になるとか、虫食いが酷いとか。 それらの原因が水にあったという可能性は捨てきれない。いや、むしろ、上手に栽培できない人の中には、水に対する意識が低い人がいるのは事実だ。 雨や河川の水は単純な水ではない。水を構成する元素は2H₂Oではあるが、実際には、この化学式だけでは表せない多くのミネラルが含有する。例えば以下の通りだ。 ・カルシウム(Ca) ・マグネシウム(Mg) ・ナトリウム(Na) ・カリウム(K) ・※リン(P) ・重炭酸イオン(HCO3-) ・硫酸イオン(SO₄²⁻) ・塩化物イオン(Cl⁻) ・ケイ酸(SiO₂) ※河川には含まれない事がある これ以外にも、鉄(Fe)、亜鉛(Zn)、銅(Cu)、ホウ素(B)が含まれる可能性がある。 では、水道水はどうだろうか。含まれているとしても以下のようなものだが、これらには、含有量の規制があるため、見事に濾過されており、あってもごく僅かである。安全を生み出すがために、水は単なる2H₂Oに削ぎ落とされる。 ・ナトリウム(Na) ・塩化物イオン(Cl⁻) ・フッ素(F) ・ホウ素(B) (マグネシウム、カルシウムは含まれる可能性はあるが、ほぼゼロに近い) ミネラルバランスと土壌微生物のバランスは密接な関係にある。土壌のミネラルバランスが狂うと、微生物も同様にバランスを崩し、多くは死滅する。 ミネラルのない水を土壌に与え続けると、ミネラルが土からどんどん流亡してゆく。ミネラルが消えると、土壌微生物も消え、土の生命活動が停止し、空気層が無くなって、硬く締まってくる。硬く締まれば好気性の微生物はさらに棲息出来ずに、「死に土」となる。 栽培に使用する水は雪解け水がいい。雨水でもいい。それが無理なら河川の水。次に地下水。それも無理ならミネラル水。それも高価で無理なら水道水となってしまうが、その場合はミネラルの補給を考えてあげる必要がある。 ミネラルを、多く含むものといえば草木灰だろう。僅かにパラパラと掛けてから水を撒くだけでミネラル補給が出来る。僅かでよい。プランターなら水やりの時にジョーロの中にひとつまみ。 自然栽培だ、自然農法だといったところで、人間が自然破壊をした畑やプランターで栽培するのだから、ただ土があればいいということでは決してない。 栽培なんて、どうせ人の手で管理せざるをえないのだから、しっかりとしたミネラルバランスも考えるべきだと思う。その時に使用する物が、そこに元々存在するものであれば更に良いだろう。 だから僕の無肥料栽培では、雑草を燃やした草木灰を利用する。動物だろうが植物だろうが、ミネラルの補給が重要だから。 #ミネラルバランス#ミネラル水#雪解け水#雨水#プランター栽培#地下水#水道水#ミネラル補給 いいね! リブログする


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