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単語帳オプション (Deck Options) Last-modified: 2015-12-17 (木) 21:39:27

原文 = http://ankisrs.net/docs/dev/manual.html#deckoptions[imagelink]


目次



単語帳オプションを表示するには、単語帳 (Decks) 画面から単語帳を選択し、画面下の オプション (Options) をクリックしてください。

Anki は複数の単語帳でオプションを共有することができ、これによりたくさんの単語帳のオプションを一度に簡単に変更することができます。複数の単語帳のオプションが一つの オプショングループ (options group)としてグループ化されます。デフォルトでは、すべての新たに作成した単語帳は同じオプショングループを使用し、旧バージョンの Anki からインポートした単語帳は独立したオプショングループを使用します。ある単語帳の設定のみを変更し、他の単語帳の設定は変更したくない場合は、右上の歯車アイコンをクリックして新しいオプショングループを追加してください。

十分に理解したオプションのみを変更するようにしてください。不適切なオプション設定は Anki の学習効率を低下させます。

ノート

オプションは遡及的に適用されません。例えば、カードに回答できなかった時のディレイを調整するオプションを変更した場合、オプションの変更前に回答できなかったカードは旧設定のディレイを有することになります。

新規カード [imagelink]

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学習ステップ (Steps) は〔新規に学習するカードの〕学習の反復回数と、反復の間隔を設定します。学習ステップがどのように働くかの概要を知るには、学習 (learning) を参照してください。

1 日 (1440 分) を超えるステップもサポートされています。必要なら例えば、復習カードになる前に 10 分, 1 日, 3 日, そして 7 日といったスケジュールを定義することもできます。〔その方法:スペースを空けて「10 1440 4320 10080」と入力〕

ノート

ほかに学習するものがなければ、Anki はデフォルトでは 20 分早くカードを表示します。先読みする時間の長さは 設定 〔訳注:[ツール]>[設定]>[基本]タブ>[先取り学習の限度]〕で変更できます。知っておくべきなのは、この場合に 期限切れ カウントの値は単語帳〔一覧〕画面と学習画面〔各単語帳の冒頭画面〕では異なっているということです。単語帳〔一覧〕画面では先読みにより表示されるカードはカウントされませんが、学習画面〔各単語帳の冒頭画面〕ではカウントされます。これにより、どの単語帳に注意を払うべきかを〔訳注:単語帳〔一覧〕画面を見たときに〕知ることができます。

ノート

Anki は、小さいステップ〔例.5分〕と日をまたぐステップとでは異なった取り扱いをします。小さいステップでは、カードはその間隔が過ぎるとすぐに表示され、他の復習カードよりも優先されます。これにより設定した間隔に近い間隔を空けてカードに回答することができます。一方、日をまたぐ学習カードは復習カード同様、日ごとにスケジュールされます。翌日に学習に戻った際、日をまたぐ学習カードが最初に表示されることはありません。そうしてしまうと、復習セッションの前半が、やる気を失わせるぐらい難しくなってしまうおそれがあるからです。その代わりに、学習カードは復習が完了した後に表示されます。内部的な取り扱い方により、これらのカードは学習中カウントではなく復習カウントに含まれます。

ノート(訳注)

学習ステップの一例としては、1967年に提唱された Pimsleurの学習間隔 [imagelink] というものがあります。この学習間隔は 5秒, 25秒, 2分, 10分, 1時間, 5時間, 1日, ... です。この学習ステップは間隔が短すぎて非効率との声もありますが、カスタマイズ時の参考にしてみるのもよいでしょう。

順番 (Order) は 新規カードを単語帳にランダムに追加するか、順序付けして追加するかを調整します。このオプションを変更した場合、Anki は現在のオプショングループを用いて単語帳を再度並べ直します。ランダムモードには注意点があります:たくさんの新規カードを復習した後に、更に新規カードを追加すると、新しく追加したマテリアルは統計的にそれ以前のカードよりも頻繁に出現します。これを修正するには、順序付けしたモードにいったん変更した後、再度並べ直すためにランダムモードに戻してください。

ノート
ランダムな順序を選択した場合、ノートはランダム化されますが、同じノートによるカードは近いままに保ちます。あるノートのカード群はカードタイプが現れる順序で表示されるため、関連カードはいつも同じ順序で学習に導入されます。(一部のノートで一部のカードのみ導入された状態で学習を終えた場合を除く。)*1詳細は以下の "bury related" オプションの説明を参照してください。

一日の新規カードの上限 (New cards/day) は Anki を開いた日に何枚の新規カードが導入されるかを設定します。Anki を使用しなかった日の分の新規カードの枚数は累積されません〔訳注:例えば、一日の新規カードの上限が20枚の場合、Ankiの使用を一日中断したとしても、その翌日の新規カードの上限は40枚ではなく20枚です〕。制限数は現在の単語帳とそのサブ単語帳に適用されます。これはつまり、"French" に 20 枚のカード制限があり、"French::Lesson 1" と "French::Lesson 2" にそれぞれ 15 枚のカード制限がある場合、Lesson 1 からは 15 枚が選ばれますが Lesson 2 からは 5 枚しか選ばれません。

ノート

新規カードを学習すると、一日にする復習の数が一時的に増加します。新たに学習した事項は、学習間隔を目に見えて増加させる前に何度も学習を繰り返す必要があるためです。毎日 20枚ずつ新規カードを学習してゆくと、復習は一日あたりおおよそ200枚になります。求められる復習の数を減らすには、一日あたりの新規カードの数を減らすか、復習の負荷が減るまで新規カードの表示をしないようにします。Anki の使い始めの数日に意気込んで毎日何百枚もの新規カードを学習し、その後復習しなければならないカードの数に圧倒されたユーザーが何人もいます。

学習後に設定する間隔 (Graduating interval) は、学習ステップが残っていないカードについて 普通(Good) と回答した場合に、再度そのカードが表示されるまでの間隔です。〔上限:99日〕

簡単と答えた時に設定する間隔 (Easy interval) は、学習中のカードに 簡単(easy) を回答した場合に、復習モードで最初にそのカードが表示されるまでの間隔です。〔上限:99日〕

易しさの初期値 (Starting ease) はカードの最初の易しさを設定します。これはカードが最初に学習を卒業したときに設定されます。デフォルトは 250% であり、これは学習を終えたカードに "普通(Good)" を回答すると、学習間隔はおよそ 2.5 倍(例えば最後の間隔が10 日の場合、次の間隔は 25 日)になるということです。その後の復習の際のカードへの回答に基づき、易しさは初期値から減少または増加をしてゆきます。

関連する新規カードを翌日まで延期する (bury related…) をオフにすると、関連カードの延期 が行われなくなり、代わりに同じセッションであるカードのすぐ後に関連カードが表示されることだけを回避するようになります。この機能が働くようにするには、1日あたりのカード枚数を、複数のノートのカードが含まれるのに十分な大きさに設定してください。

復習 [imagelink]

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一日あたりの復習上限 (Maximum reviews/day) では一日に表示する復習カード枚数の上限を設定できます。この上限に到達すると、まだ 期限切れ のカードが残っていてもその日はそれ以上の復習カードを表示しません。日々着々と勉強する場合、 期限切れ カードの数が時折ピークを迎えたとき、その山を均(なら)すのにこの設定が役立ちます。また一週間程度 Anki の学習から離れた場合の精神的ショックを防ぎます。このオプションにより復習が隠されたときは、おめでとう画面にメッセージが現れ、時間があれば上限をあげてはどうかと提案します。

簡単と答えた時のボーナス (Easy bonus) では、カードに対して 普通(Good) と答えた時と 簡単(Easy) を答えた時とで異なる間隔を設定することができます。例えば、デフォルトでこの値には130% が設定されており、Easy には Good の 1.3 倍の間隔が与えられます。

間隔の調整 (Interval modifier) では Ankiの生成する〔復習〕間隔に倍率を適用することができます。デフォルトは 100% であり、何も行いません。例えばこれを 80% に設定すると、間隔は通常の 80% で生成されます(10日 の間隔は 8日 になります)。よって、この設定により復習の表示される頻度を調整することができ、記憶保持の為により多くの学習時間をかけるか、またはその逆を調整できます。

適度に難しい事項については、平均的な学習者は復習時に 熟知カード(mature cards)の約 90% を思い出すことができるとされています。自分の正答率を確認するには、単語帳のグラフ/統計を開き〔訳注:右上の棒グラフのアイコンをクリック〕、答えたボタン(Answer Buttons) グラフを見てください。グラフの右側に熟知カードの記憶保持率があります。勉強開始からあまり時間が経っていないときは、まだ熟知カードはありません。新規カードと未熟カード(younger cards)の回答率はかなり異なるため、熟知カードの復習がそれなりの量になるまでは、自分の記憶保持率について結論を出すのは控えるほうが賢明です。

SuperMemo のウェブサイト上で、要求される記憶保持率のための適切な間隔の倍率を算出できると提案されています。公式は詰まるところ、以下となります:

log(要求される記憶保持率 [%]) / log(現在の記憶保持率 [%])

現在の記憶保持率が 85% であり、これを 90% まで増加させたい場合での倍率を求めると以下になります:

log(90%) / log(85%) = 0.65

これを Google を使って計算する[imagelink] ことができます。

65% の結果を間隔の倍率に適用すると、時間とともに記憶保持率が求める記憶保持率に近づいてゆくのがわかるでしょう。 

注意すべき重要な点は、勉強に費やす時間と記憶保持率のトレードオフは直線的な関係ではないということです。今の例では記憶保持率を 5% 向上させるために、35% より頻繁に勉強する必要があります。学習している事項が非常に重要なものであれば、余分な努力に値しますが、これはあなた自身が判断しなければなりません。単に忘れることが多いことを心配しているだけであれば、最初の学習ステージにより時間をかけ、または/さらに 語呂合わせを作るほうが少ない努力で多くのものを得ることができるでしょう。

注目すべき最後の点は、Anki は「復習」の新しい間隔を現在の間隔よりも少なくとも 1 日長くするため、復習が同じ学習間隔に留まり続けてしまうといったことはありません。もし何日間も同じカードを一日に一回〔あるいは週に一回〕繰り返したければ、この「間隔の調整」の倍率で調整するのではなく、〔「新規カード」タブにおいて〕学習ステップをもっと増やしてください。

間隔の上限 (Maximum interval) では、Anki が カードを次に表示するまでの間隔日数の上限を設定できます。デフォルトでは 36500 日(100 年)です。より時間を割いて記憶の保持を強めたいと考えるのであれば、この数値を小さい値に変更することができます。

関連カードの復習を翌日まで延期する (bury related…) オプションをオフにすると、関連カードの延期 が行われなくなり、代わりに同じセッションであるカードのすぐ後に関連カードが表示されることだけを回避するようになります。

ノート

復習カードは常にランダムな順序で表示されます。別の順番で表示させたい場合は、フィルター単語帳 を使ってください。より詳しく言えば、Anki はデータベースに存在する順番で 50 枚のカードのまとまりで取得して復習をランダム化します。このため古いカードが最初に表示される可能性がわずかに高くなっていますが、個々のカードが予測できる順番で表示されることはありません。

忘却 [imagelink]

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復習カードの答えを忘れてしまうことを 忘却(lapse) と呼びます。デフォルトでは、答えを忘れてしまった〔などの理由により "もう一回(Again)"を回答した〕復習カードは、間隔を "1 日"にリセット(つまり翌日に復習すべしと)され、さらに、10 分後にも再学習するために学習中キューに入れられます。この取り扱いは以下に説明するオプションで変更することができます。

学習ステップ(Steps) を空白にした場合、Anki はカードを学習中キューに戻さず、以下の設定により決定される新しい間隔で復習としてスケジュールし直します。

ノート

新しい〔復習〕間隔は復習カードに "もう一回(Again)" を回答したときに〔つまり、再学習ステップに入る前に既に〕〔そのときの復習間隔日数と後述の「新しい間隔」の設定値に基づき〕決定されるのであって、カードが再学習ステップを終えたときに決定されるのではありません。このため、再学習中の "普通(Good)" と "簡単(Easy)" ボタンの選択は〔復習〕間隔を再度変更することはありません。単に学習中のステップをコントロールするだけです。1 つの再学習ステップしかなければ(これはデフォルトの設定です)、"簡単(Easy)" ボタンは隠されます("Good" ボタンでも同じ結果〔=「再学習ステップ」の列からの卒業〕となるため)。2 つ以上の再学習ステップがある場合、"簡単(Easy)"ボタン は隠されず、このボタンを押せば、全ての「再学習ステップ」が完了する前にカードを「再学習ステップ」の列から卒業させることができるようになります。

新しい間隔 (New interval) では〔復習〕間隔を前回の値からどの程度短縮するかを設定できます。カードの〔復習〕間隔が 100 日のとき、デフォルトの 0% では〔復習〕間隔は 0〔日〕 に短縮されます(ただし次のオプションも参照してください。〔実際には0日とはならないよう調整されるのです。〕)。このオプションを 20% にセットすると、カードの〔復習〕間隔は代わりに 20 日に短縮されます。

間隔の下限 (Minimum interval) では上記のオプションに最小間隔の制限をつけます。デフォルトの設定では忘れてしまったカードは 1 日後に復習することになります。学習間隔は 1 日かそれ以上でなければなりません。

無駄なカードになる回数
無駄なカードの処理
これらのオプションはAnki の無駄カード (leech) の扱いを設定します。詳細は「無駄カード」の項を参照してください。

一般 [imagelink]

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Anki はそれぞれの質問に回答するのにかかった時間を測定しており、よってそれぞれの日にどのくらいの時間勉強したかを表示することができます。回答にかかった時間はスケジュールには影響を与えません。〔デフォルトでは、〕60 秒を超えても回答されない場合、Anki はあなたがコンピュータの前を離れたか、注意が逸れたと判断し、60 秒を超えた時間は記録されません。これにより、統計が不正確になってしまうことを回避します。統計情報に利用する解答時間の最大値オプションにより、最大何秒まで記録するかを調整することができます〔デフォルトでは60秒〕。〔最大記録時間が少なすぎても統計が不正確になるため〕30 秒未満の値は設定できません。

回答タイマーを表示する (show answer timer) がチェックされている場合、Anki は学習エリアにそれぞれのカードにかかっている時間を表示します。

デフォルトでは、Anki はカードの表と裏にある音声を自動的に再生します。音声を自動的に再生する (Automatically play audio) オプションを外すと、オーディオを再生 (replay audio) ボタンを押すまで音声は再生されません。

解答を表示する時に、質問と解答の音声を両方再生する (when answer shown, replay both question and answer audio) オプションは、解答が表示されている間に オーディオを再生 を選択したときに何が起きるかを設定します。解答を表示したタイミングで何が起こるのかを設定するわけではないことに注意してください。そちらを設定するには 特別なフィールド を参照してください。

説明 [imagelink]

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