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#analyst-notes #cfa-level-1 #corporate-finance #reading-35-capital-budgeting #study-session-10 #subject-2-basic-principles-of-capital-budgeting
Question

Which of the following statements is false?

A. Opportunity costs are cash flows that could be generated from assets that the firm owns if they are not used for the project in question.
B. Opportunity costs are incremental cash flows and should be included in the capital budgeting decision.
C. Opportunity costs are not incremental cash flows.
D. Opportunity costs are different from sunk costs.

Answer
Correct Answer: C


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ties create costs for other parts of the firm. For example, if the bookstore is considering opening a branch two blocks away, some customers who buy books at the old store will switch to the new branch. The customers lost by the old store are <span>a negative externality. The primary type of negative externality is cannibalization, which occurs when the introduction of a new product causes sales of existing products to decline. &#13

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Subject 2. Basic Principles of Capital Budgeting
d in the estimated cash flows since the effects of debt financing are reflected in the cost of capital used to discount the cash flows. The existence of a project depends on business factors, not financing. <span>Important capital budgeting concepts: A sunk cost is a cash outlay that has already been incurred and which cannot be recovered regardless of whether a project is accepted or rejected. Since sunk costs are not increment costs, they should not be included in the capital budgeting analysis. For example, a small bookstore is considering opening a coffee shop within its store, which will generate an annual net cash outflow of $10,000 from selling coffee. That is, the coffee shop will always be losing money. In the previous year, the bookstore spent $5,000 to hire a consultant to perform an analysis. This $5,000 consulting fee is a sunk cost; whether the coffee shop is opened or not, the $5,000 is spent. Incremental cash flow is the net cash flow attributable to an investment project. It represents the change in the firm's total cash flow that occurs as a direct result of accepting the project. Forget sunk costs. Subtract opportunity costs. Consider side effects on other parts of the firm: externalities and cannibalization. Recognize the investment and recovery of net working capital. Opportunity cost is the return on the best alternative use of an asset or the highest return that will not be earned if funds are invested in a particular project. For example, to continue with the bookstore example, the space to be occupied by the coffee shop is an opportunity cost - it could be used to sell books and generate a $5,000 annual net cash inflow. Externalities are the effects of a project on cash flows in other parts of a firm. Although they are difficult to quantify, they should be considered. Externalities can be either positive or negative: Positive externalities create benefits for other parts of the firm. For example, the coffee shop may generate some additional customers for the bookstore (who otherwise may not buy books there). Future cash flows generated by positive externalities occur with the project and do not occur without the project, so they are incremental. Negative externalities create costs for other parts of the firm. For example, if the bookstore is considering opening a branch two blocks away, some customers who buy books at the old store will switch to the new branch. The customers lost by the old store are a negative externality. The primary type of negative externality is cannibalization, which occurs when the introduction of a new product causes sales of existing products to decline. Future cash flows represented by negative externalities occur regardless of the project, so they are non-incremental. Such cash flows represent a transfer from existing projects to new projects, and thus should be subtracted from the new projects' cash flows. Conventional versus non-conventional cash flows. A conventional cash flow pattern is one with an initial outflow followed by a series of inflows. In a non-conventional cash flow pattern, the initial outflow can be followed by inflows and/or outflows. Some project interactions: Indepe







poetical contests (munāfarāt, munāqarāt, mushāghabāt, munāqalāt, musājalāt, mushāgharāt, mukhāyalāt, mufākharāt and tahājiz are some of the terms employed)
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単語帳の学習オプションを一時的に変更するカスタム学習の使い方を説明します。試験直前などにカードを集中して復習したい時や、時間に余裕がある時にいつもより多めに学習する場合に使います。前回学んだデータ検索の知識を使って、Ankiの学習方法をカスタマイズしていきましょう。
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フィルター単語帳でAnki学習をカスタマイズしよう | the right stuff
ject the Right Stuff フィルター単語帳でAnki学習をカスタマイズしよう 2014-10-13 更新 連載: Ankiの使い方 〜覚えるために忘れろ〜 第6回 <span>単語帳の学習オプションを一時的に変更するカスタム学習の使い方を説明します。試験直前などにカードを集中して復習したい時や、時間に余裕がある時にいつもより多めに学習する場合に使います。前回学んだデータ検索の知識を使って、Ankiの学習方法をカスタマイズしていきましょう。 AnkiとはDamien Elmesが開発している分散学習システム(SRS; Spaced Repetition learning Systems)です。 この記事の目標 フィルター学習を使ったAnkiの学習オプションのカスタマイズ方法になれましょう。 使うもの An




「虫が食うほど美味しい野菜なのか」 (ちょっと長いですが重要な栽培知識です)
虫は窒素が多い作物を食う。虫は窒素が大好きである。
と、当たり前のように言われるけど、この際だからハッキリ言うが、そんなはずはないと僕は思う(笑)。
どこからこの話が来たのだろうか。いや、嘘をついているとは思っていない。多くの人の経験則から広がったのだろう。それを鵜呑みにして、さらに広がる。
虫が食うほど美味しい野菜と言うが、窒素は苦味になるので、これが本当ならば、虫が食うほど苦い野菜にならなければならないはずだ。もちろん虫が食うとファイトケミカルが出るので、更に苦味になるはずである。
虫の身体はタンパク質で出来ている。だから、虫はタンパク質を求める。タンパク質を構成する四つの元素は、炭素、酸素、水素、そして窒素であるから、水や空気から得る炭素、酸素、水素以外に、窒素が必要なのは間違いない。
植物が体内に溜め込んでいる窒素は、硝酸態窒素という形であるが、これを好んで虫が来るはずがない。動物にとっては、硝酸化された窒素など実は「必要ない」からだ。必要ないから、普通、体内から排出してしまう。
動物や虫が必要なのはアミノ酸のはずだ。このアミノ酸がタンパク質の元になる。アミノ酸は虫の体内では合成出来ないので、アミノ酸を求めているというのが正しい。そしてそれを消化すれば窒素もあり、タンパク質を構成できる。
もう一つは糖だ。糖によって炭水化物を合成して、虫は自分の身体を作り上げていく。そういう仕組みになっているのである。
つまり、虫が欲しがっているのは、窒素ではなく、このアミノ酸と糖なのである。
植物は糖は光合成で作り、アミノ酸は、土の中の硝酸態窒素を吸収して作り出す。だから、窒素過多の植物には、アミノ酸生成が加速し、結果的には虫がたくさん来ると言うことなのであろう。
ちなみに、アミノ酸が多いと、アミノ酸受容体のおかげで、人は旨味と感じる。だから、虫がアミノ酸を求めるならば、虫が食うほど美味しい野菜という方が正しいという事になる。さて、どっちが正しいのか(笑)。
話はここで終わらない。
アミノ酸を作るために、植物は硝酸態窒素を吸収するが、その時にリン酸を使う。なので、実は土の中にリン酸が多いと野菜は窒素吸収が進んでアミノ酸過多になり、虫食いが激しくなる。多分、こちらの方が真実だ。
リン酸が多いといえば鶏糞だろう。牛糞もそこそこ多い。だから、鶏糞や牛糞過多の畑の野菜は虫食いが激しくなる。更に、分解しきれていない牛糞や鶏糞は、糞を食する虫も増えるため、野菜に大量の虫が付く。
僕の経験では、虫が多い畑は、いわゆる牛糞や鶏糞を過多に与えている畑である。 化成肥料でも増えるが、有機肥料ほどは増えない。
窒素は、普通、窒素固定菌によって土の中に適切な量を与えられるものである。だから外から人がわざわざ与える必要性はない。
だが、人は栽培を急ぐために、牛糞や鶏糞を与え、それによってリン酸と窒素が過剰になり、野菜のアミノ酸生成が進む。野菜は甘みを感じるようにはなるが、同時に虫食いが増え、ファイトケミカルも出て、結局は苦くなっていく。
そういう事なのではなかろうかと、僕は推測する。
※シードバンク「たねのがっこう」にご支援お願いします。種を守る活動です。 https://okamoto-s.stores.jp/
※「たねのがっこう」詳細 https://www.soramizu.com/たねのがっこう/ #硝酸態窒素 #窒素固定菌 #牛糞 #鶏糞 #畑の野菜 #美味しい野菜
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虫が食うほど美味しい野菜なのか|象牙の塔の住人 無肥料栽培家 岡本よりたか
記事はありません 野菜の値段 虫が食うほど美味しい野菜なのか 2017-12-18 08:03:48 テーマ: 栽培 [imagelink] <span>「虫が食うほど美味しい野菜なのか」 (ちょっと長いですが重要な栽培知識です) 虫は窒素が多い作物を食う。虫は窒素が大好きである。 と、当たり前のように言われるけど、この際だからハッキリ言うが、そんなはずはないと僕は思う(笑)。 どこからこの話が来たのだろうか。いや、嘘をついているとは思っていない。多くの人の経験則から広がったのだろう。それを鵜呑みにして、さらに広がる。 虫が食うほど美味しい野菜と言うが、窒素は苦味になるので、これが本当ならば、虫が食うほど苦い野菜にならなければならないはずだ。もちろん虫が食うとファイトケミカルが出るので、更に苦味になるはずである。 虫の身体はタンパク質で出来ている。だから、虫はタンパク質を求める。タンパク質を構成する四つの元素は、炭素、酸素、水素、そして窒素であるから、水や空気から得る炭素、酸素、水素以外に、窒素が必要なのは間違いない。 植物が体内に溜め込んでいる窒素は、硝酸態窒素という形であるが、これを好んで虫が来るはずがない。動物にとっては、硝酸化された窒素など実は「必要ない」からだ。必要ないから、普通、体内から排出してしまう。 動物や虫が必要なのはアミノ酸のはずだ。このアミノ酸がタンパク質の元になる。アミノ酸は虫の体内では合成出来ないので、アミノ酸を求めているというのが正しい。そしてそれを消化すれば窒素もあり、タンパク質を構成できる。 もう一つは糖だ。糖によって炭水化物を合成して、虫は自分の身体を作り上げていく。そういう仕組みになっているのである。 つまり、虫が欲しがっているのは、窒素ではなく、このアミノ酸と糖なのである。 植物は糖は光合成で作り、アミノ酸は、土の中の硝酸態窒素を吸収して作り出す。だから、窒素過多の植物には、アミノ酸生成が加速し、結果的には虫がたくさん来ると言うことなのであろう。 ちなみに、アミノ酸が多いと、アミノ酸受容体のおかげで、人は旨味と感じる。だから、虫がアミノ酸を求めるならば、虫が食うほど美味しい野菜という方が正しいという事になる。さて、どっちが正しいのか(笑)。 話はここで終わらない。 アミノ酸を作るために、植物は硝酸態窒素を吸収するが、その時にリン酸を使う。なので、実は土の中にリン酸が多いと野菜は窒素吸収が進んでアミノ酸過多になり、虫食いが激しくなる。多分、こちらの方が真実だ。 リン酸が多いといえば鶏糞だろう。牛糞もそこそこ多い。だから、鶏糞や牛糞過多の畑の野菜は虫食いが激しくなる。更に、分解しきれていない牛糞や鶏糞は、糞を食する虫も増えるため、野菜に大量の虫が付く。 僕の経験では、虫が多い畑は、いわゆる牛糞や鶏糞を過多に与えている畑である。 化成肥料でも増えるが、有機肥料ほどは増えない。 窒素は、普通、窒素固定菌によって土の中に適切な量を与えられるものである。だから外から人がわざわざ与える必要性はない。 だが、人は栽培を急ぐために、牛糞や鶏糞を与え、それによってリン酸と窒素が過剰になり、野菜のアミノ酸生成が進む。野菜は甘みを感じるようにはなるが、同時に虫食いが増え、ファイトケミカルも出て、結局は苦くなっていく。 そういう事なのではなかろうかと、僕は推測する。 ※シードバンク「たねのがっこう」にご支援お願いします。種を守る活動です。 https://okamoto-s.stores.jp/ ※「たねのがっこう」詳細 https://www.soramizu.com/たねのがっこう/ #硝酸態窒素#窒素固定菌#牛糞#鶏糞#畑の野菜#美味しい野菜 いいね! コメントする




「無肥料栽培を実現する①」
僕の農法は自然栽培というよりも自然農法に近い。
というのは、最初に農業を始めた時には、自然栽培というものを知らなかった。学んだのは自然農法の方である。
当時は農法を詳しく説明する書籍はあまりなかった。だから、ただ農薬も肥料も使わなければいいのだろうという程度でしか考えてなかった。
まずは、耕さず、草を思いっきり生やして、その中で野菜を育ててみた。草は野菜の邪魔にならない程度に刈り倒しておいた。
野菜が全然育たなかった。芽が出たかすら分からない。芽が出たとしても、草の中で虫に食われて消えて行った。
どうにもならない一年目だったが、致し方なく畑を耕して、ビニールマルチを敷いて種を蒔いてみた。いわゆる自然栽培である。今度は不思議なくらい、野菜は育った。
後で知ったのだけど、上手くできたのは、自然栽培に変えたからでは無かった。前に使用してた人が、大量に石灰と牛糞を入れていたからだ。いわゆる残肥である。草を刈り、畝を作る事で、その肥料が効き出しただけだった。
それが落とし穴だった。初年度は良く出来たが、翌年からどんどん出来なくなった。肥料貯金を使い果たし始めたからだ。いやむしろ畑は悲鳴をあげるぐらい、痩せ始めた。三年目には何も出来ない。出来ても虫に食われて消えていく。
四年目はほぼ収穫がなくなった。何故だかその時は理由が分からず、ただ藻搔いた。自然農法も自然栽培も出来ないなら、農業を止めようと真剣に考えた。
五年目はイネ科の草と蔓性の草と地下茎の草だけの畑になった。草がボウボウになり、これでは無理だなと思い、無肥料の農業を諦めた。そして野菜の管理を完全に放棄した。
数ヶ月放ったらかしの畑に、ある日戻ってみると野菜が鈴なりだった。僕が手入れをやめた瞬間から、野菜は出来始めた。
これか、これが自然農法なのか。つまり、残肥が抜け、畑が元の自然の状態に戻ったのちに、「耕さず、肥料と農薬は使わず、草や虫を敵としない。」が活きてくる。
だが、話はここで終わらない。その後、東京に戻った僕は街路樹を見て首を傾げた。
耕されている。肥料や農薬は使われていないが、草も虫もいない。それなのに枯れ草は落ち、枝は切り落とされてどこかに持ち去られても、街路樹は翌年にはまた枝を伸ばし、葉をつける。
自然農法とて、真実ではないのではないか。僕にはそう感じられた。自然栽培もダメ、自然農法もダメ。では、いったい何が真理なのか?
そこから学びが始まった。何故、街路樹は育つのか。何故、草の中では野菜は育たなかったのか、何故、耕した方が野菜が育っていたのか。それらの答えを探し始めた。
畑は実験場と化していった。そこからは、収穫よりも、実験結果の方が重要になり、すっかり出荷を忘れてしまった。全く食えない日々が続いた。
そんなある日、答えに出会い、僕の無肥料栽培が実現し始めた。
無肥料栽培を実現する②へ


#自然農法 #自然栽培 #無肥料栽培
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無肥料栽培を実現する①|象牙の塔の住人 無肥料栽培家 岡本よりたか
無肥料栽培を実現す・・・ 芽と根 無肥料栽培を実現する① 2017-10-31 18:55:29 テーマ: 栽培 [imagelink] <span>「無肥料栽培を実現する①」 僕の農法は自然栽培というよりも自然農法に近い。 というのは、最初に農業を始めた時には、自然栽培というものを知らなかった。学んだのは自然農法の方である。 当時は農法を詳しく説明する書籍はあまりなかった。だから、ただ農薬も肥料も使わなければいいのだろうという程度でしか考えてなかった。 まずは、耕さず、草を思いっきり生やして、その中で野菜を育ててみた。草は野菜の邪魔にならない程度に刈り倒しておいた。 野菜が全然育たなかった。芽が出たかすら分からない。芽が出たとしても、草の中で虫に食われて消えて行った。 どうにもならない一年目だったが、致し方なく畑を耕して、ビニールマルチを敷いて種を蒔いてみた。いわゆる自然栽培である。今度は不思議なくらい、野菜は育った。 後で知ったのだけど、上手くできたのは、自然栽培に変えたからでは無かった。前に使用してた人が、大量に石灰と牛糞を入れていたからだ。いわゆる残肥である。草を刈り、畝を作る事で、その肥料が効き出しただけだった。 それが落とし穴だった。初年度は良く出来たが、翌年からどんどん出来なくなった。肥料貯金を使い果たし始めたからだ。いやむしろ畑は悲鳴をあげるぐらい、痩せ始めた。三年目には何も出来ない。出来ても虫に食われて消えていく。 四年目はほぼ収穫がなくなった。何故だかその時は理由が分からず、ただ藻搔いた。自然農法も自然栽培も出来ないなら、農業を止めようと真剣に考えた。 五年目はイネ科の草と蔓性の草と地下茎の草だけの畑になった。草がボウボウになり、これでは無理だなと思い、無肥料の農業を諦めた。そして野菜の管理を完全に放棄した。 数ヶ月放ったらかしの畑に、ある日戻ってみると野菜が鈴なりだった。僕が手入れをやめた瞬間から、野菜は出来始めた。 これか、これが自然農法なのか。つまり、残肥が抜け、畑が元の自然の状態に戻ったのちに、「耕さず、肥料と農薬は使わず、草や虫を敵としない。」が活きてくる。 だが、話はここで終わらない。その後、東京に戻った僕は街路樹を見て首を傾げた。 耕されている。肥料や農薬は使われていないが、草も虫もいない。それなのに枯れ草は落ち、枝は切り落とされてどこかに持ち去られても、街路樹は翌年にはまた枝を伸ばし、葉をつける。 自然農法とて、真実ではないのではないか。僕にはそう感じられた。自然栽培もダメ、自然農法もダメ。では、いったい何が真理なのか? そこから学びが始まった。何故、街路樹は育つのか。何故、草の中では野菜は育たなかったのか、何故、耕した方が野菜が育っていたのか。それらの答えを探し始めた。 畑は実験場と化していった。そこからは、収穫よりも、実験結果の方が重要になり、すっかり出荷を忘れてしまった。全く食えない日々が続いた。 そんなある日、答えに出会い、僕の無肥料栽培が実現し始めた。 無肥料栽培を実現する②へ #自然農法#自然栽培#無肥料栽培 いいね! コメントする




「無肥料栽培を実現する②」
(無肥料栽培を実現する①より続く)

無肥料栽培を実現するための答えは、循環だった。
いや、単なる循環農法なのでは無い。地球規模の循環である。
この循環を考えた時に、僕が最初に手をつけたのは畑ではない。全国を回ることを始めた。
色んな人と出会い、色んな山と街を見た。畑ももちろん見たが、それは二の次だった。特にお年寄りに会い、子供に会った。
とある老人ホームに行った。そこに子供達がたくさん来ていた。そしてお年寄り達は、子供達に昔話をしていた。おとぎ話ではなく、お年寄りの人生の生き様を語っていた。
そこに循環があった。
家族でも親戚でもない。お年寄りと子供達。そこに本当の循環があった。
山の中の遊歩道を歩いた。そしてそのまま川沿いを歩いて街に出た。そこにも循環があった。
山の木々と街路樹を見比べた。山の虫と街の虫を見比べた。山の水と街の水を飲み比べた。山の空気と街の空気を吸い比べた。山の日差しと街の日差しを眺めた。
循環がそこにもあった。
畑に戻って、自分の野菜を見つめた。そこには循環はなかった。循環農法だとずっと思ってきたが、そうではなかった。
何が違うのか。
それは野菜を作る意味であった。僕らの仕事は野菜を作る事ではない。地球というスケールの中で、「人」という一つの有機物の循環を完結させるための歯車となること。それが食べ物を作るという意味なのである。
農法とか栽培法という話ではない。人という有機物が幸福に生き、寿命を全うし、納得した上で循環の輪に入れるよう、手助けする事だ。
農薬であろうが化学肥料であろうが、地球規模での循環でしかない。であれば農法なんか全く関係ない話ではないか。
ただ、人が幸福に寿命を全うするために、農薬や肥料は使わないでおこうという選択でしかない。
無意味なこだわり、焦燥感、苛立ちなど必要ない。野菜がどう生きたいかだけを考えて、手助けすればいいのだろう。
そしてその野菜を食べた人たちが満面の笑顔を見せてくれれば、それで良いわけだ。そう考えると、欲というものが消え失せる。純粋な気持ちで畑と向き合えるのである。
そこに気づいた時、無肥料栽培が実現し始めた。
無肥料栽培を実現する③



#循環農法 #街路樹 #子供達
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無肥料栽培を実現する②|象牙の塔の住人 無肥料栽培家 岡本よりたか
無肥料栽培を実現す・・・ 無肥料栽培を実現す・・・ 無肥料栽培を実現する② 2017-10-31 18:58:21 テーマ: 栽培 [imagelink] <span>「無肥料栽培を実現する②」 (無肥料栽培を実現する①より続く) 無肥料栽培を実現するための答えは、循環だった。 いや、単なる循環農法なのでは無い。地球規模の循環である。 この循環を考えた時に、僕が最初に手をつけたのは畑ではない。全国を回ることを始めた。 色んな人と出会い、色んな山と街を見た。畑ももちろん見たが、それは二の次だった。特にお年寄りに会い、子供に会った。 とある老人ホームに行った。そこに子供達がたくさん来ていた。そしてお年寄り達は、子供達に昔話をしていた。おとぎ話ではなく、お年寄りの人生の生き様を語っていた。 そこに循環があった。 家族でも親戚でもない。お年寄りと子供達。そこに本当の循環があった。 山の中の遊歩道を歩いた。そしてそのまま川沿いを歩いて街に出た。そこにも循環があった。 山の木々と街路樹を見比べた。山の虫と街の虫を見比べた。山の水と街の水を飲み比べた。山の空気と街の空気を吸い比べた。山の日差しと街の日差しを眺めた。 循環がそこにもあった。 畑に戻って、自分の野菜を見つめた。そこには循環はなかった。循環農法だとずっと思ってきたが、そうではなかった。 何が違うのか。 それは野菜を作る意味であった。僕らの仕事は野菜を作る事ではない。地球というスケールの中で、「人」という一つの有機物の循環を完結させるための歯車となること。それが食べ物を作るという意味なのである。 農法とか栽培法という話ではない。人という有機物が幸福に生き、寿命を全うし、納得した上で循環の輪に入れるよう、手助けする事だ。 農薬であろうが化学肥料であろうが、地球規模での循環でしかない。であれば農法なんか全く関係ない話ではないか。 ただ、人が幸福に寿命を全うするために、農薬や肥料は使わないでおこうという選択でしかない。 無意味なこだわり、焦燥感、苛立ちなど必要ない。野菜がどう生きたいかだけを考えて、手助けすればいいのだろう。 そしてその野菜を食べた人たちが満面の笑顔を見せてくれれば、それで良いわけだ。そう考えると、欲というものが消え失せる。純粋な気持ちで畑と向き合えるのである。 そこに気づいた時、無肥料栽培が実現し始めた。 無肥料栽培を実現する③へ #循環農法#街路樹#子供達 いいね! コメントする




「無肥料栽培を実現する③」
(無肥料栽培を実現する②より続く)

畑の大改造が始まる。知恵は昔にある。年寄りから若者へ。そして山→畑→街へ。
水は山から流れ落ちて人々の生活の中に入り込む。そして生活用水となって川に流れ、海に行き、空に昇って山に戻る。
汚れた水は浄化されて、その汚泥は生き物の栄養となる。
空気も山で作られ、街に降りてきて人々に酸素を提供する。空気は空に昇って山に戻り、植物が身体を作るために利用する。
汚れた空気は地上に不純物を落とし、その不純物をバクテリアや有機物、地下水などが浄化する。
光は山に降り注ぎ、光合成を起こして植物に元素を与え続け、植物の身体を作る。光は街にも降り注ぎ、人々の身体を健康にし、植物や水や空気の循環に寄与する。
何一つ無駄なものはなく、循環している。
街路樹の循環の仕組みを調べる。
街路樹は光合成をして、糖を作りバクテリアを育てる。バクテリアは植物に元素を運び込む。光合成で作られた炭水化物は、土の元素と合わさって街路樹の身体を作る。街路樹は身体を作りながら、老廃物を出して土に元素を与える。完全なる循環。
畑の中で草を循環させる。畑の中だけで生まれた物を戻すなどという限定的なものではなく、山の恵みをいただく。
空気も水も光も、地上と地下との循環を取り戻す。虫も循環の中にもう一度取り戻す。植物を生かしてきた物全てを、畑の中に取り戻す。
ひたすらその作業を繰り返す。循環を奪ってしまった事に深く反省し、ひたすら循環の輪を見つめて、取り戻す事に終始する。窒素も炭素も水素も酸素も、全ての循環を取り戻す。昔の人がやっていたように。
空気と光と水、そして草と虫。それが無肥料栽培の基本であり、自然栽培でも自然農法でもない、最も自然の循環に近い方法である。資材も使わず、何も買わないで、そこにある物の意味と役割を知ること。ただそれだけに集中する。
無肥料栽培を実現するためには、自然の摂理と循環を知る事だろう。それはイメージとしてではなく、科学として知るべきだろう。
それが人間に与えられた知恵だから。つまりは知恵の循環なのである。
#山の恵み #街路樹 #光合成 #元素 #植物
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無肥料栽培を実現する③|象牙の塔の住人 無肥料栽培家 岡本よりたか
ノスタルジー 無肥料栽培を実現す・・・ 無肥料栽培を実現する③ 2017-10-31 18:59:53 テーマ: 栽培 [imagelink] <span>「無肥料栽培を実現する③」 (無肥料栽培を実現する②より続く) 畑の大改造が始まる。知恵は昔にある。年寄りから若者へ。そして山→畑→街へ。 水は山から流れ落ちて人々の生活の中に入り込む。そして生活用水となって川に流れ、海に行き、空に昇って山に戻る。 汚れた水は浄化されて、その汚泥は生き物の栄養となる。 空気も山で作られ、街に降りてきて人々に酸素を提供する。空気は空に昇って山に戻り、植物が身体を作るために利用する。 汚れた空気は地上に不純物を落とし、その不純物をバクテリアや有機物、地下水などが浄化する。 光は山に降り注ぎ、光合成を起こして植物に元素を与え続け、植物の身体を作る。光は街にも降り注ぎ、人々の身体を健康にし、植物や水や空気の循環に寄与する。 何一つ無駄なものはなく、循環している。 街路樹の循環の仕組みを調べる。 街路樹は光合成をして、糖を作りバクテリアを育てる。バクテリアは植物に元素を運び込む。光合成で作られた炭水化物は、土の元素と合わさって街路樹の身体を作る。街路樹は身体を作りながら、老廃物を出して土に元素を与える。完全なる循環。 畑の中で草を循環させる。畑の中だけで生まれた物を戻すなどという限定的なものではなく、山の恵みをいただく。 空気も水も光も、地上と地下との循環を取り戻す。虫も循環の中にもう一度取り戻す。植物を生かしてきた物全てを、畑の中に取り戻す。 ひたすらその作業を繰り返す。循環を奪ってしまった事に深く反省し、ひたすら循環の輪を見つめて、取り戻す事に終始する。窒素も炭素も水素も酸素も、全ての循環を取り戻す。昔の人がやっていたように。 空気と光と水、そして草と虫。それが無肥料栽培の基本であり、自然栽培でも自然農法でもない、最も自然の循環に近い方法である。資材も使わず、何も買わないで、そこにある物の意味と役割を知ること。ただそれだけに集中する。 無肥料栽培を実現するためには、自然の摂理と循環を知る事だろう。それはイメージとしてではなく、科学として知るべきだろう。 それが人間に与えられた知恵だから。つまりは知恵の循環なのである。 #山の恵み#街路樹#光合成#元素#植物 いいね! コメントする 1




「草管理」
「周りの迷惑になるから草を刈って!。雑草の種やら虫やらが隣に飛ぶから!」
草を刈らないと「みっともない」って話である。我々人間は植物に生かされているのにおかしな話ではある。
もちろん土手草は刈ってある。土手草すら刈らない畑もあったが、借りたはいいが、どうにも条件が悪い畑の場合である。
文句を言われるのはそういう畑ではなく、使える畑なので、農法を守りつつ、刈れるところは刈るのだが、それでも草があると警告される。
野菜が出来ていても、草負けしてると勝手に判断されて、ある日、農業委員会のメンバーに囲まれた。やむなく草の大切さを説明するのだが、良い肥料があるのだからと否定される。
やがて農政課も現れて、完全に囲まれた。こうなると人は少数派の味方は絶対にしない。同調意識が強くなり、事はこじれ始める。
ちゃんと利用権設定していても関係はない。必要な書類は全部出して、作付け計画も出していても、返却を迫られる。
「ちゃんと利用できる人に畑は回す。お前みたいな奴がいるから、耕作放棄地が増えるんだよ。」と責任転嫁が始まる。
耕作放棄地が増えるのは、皆さんのような農業委員会や農政課がいるからだよと喉まで出かかって抑える。農法を限定しなければ、畑など使いたい人はごまんといるのだ。
で、畑は返す事になった。ある時、こうしたトラブルで返した畑が1ヘクタールを超えたので、農法の切り替えを始めた。
草を使わなくても出来る無肥料の栽培。昔、街路樹を見て思いついたあの理論を畑で試してみよう。そう決心して以来、僕の畑は実験場と化していった。
その後、2年で僕の農法は確立した。一通り草を刈っても野菜が出来る無肥料栽培。草管理のトラブルが僕の原動力となり、新しい農法が出来上がってきたとも言える。
自然農法とは、なんとも罪な農法である。この農法を始めた人を、収穫の面から、管理の面から、近隣関係の面から苦しめる。このままでは、自然農法は普及しないだろう。そう感じた。
農薬や肥料から逃れられず、他国からの資材に頼り、現金がないと出来ない農業を先進農業と位置付ける現代に、この農法を広めるには、自然農法という名を捨てるしかない。そして栽培という言葉を使った方がいい。
自然栽培と命名した先人も、おそらく同じところで躓いたのだろう。
無肥料栽培を実現する。この言葉に続く人を、僕は一生を賭けて探す事にしたのが、今から5年前の事である。
----- 現在決まっている無肥料連続セミナーば以下の通りです。まだ、募集開始未定のものも含みます。
◆山梨県北杜市 2018年3月より http://morinohotori.com/shoku_kenkou/yoritaka_seminar/
◆埼玉県川口市 2017年11月より http://smile-table.jp/20171015a/?utm_source=facebook&utm_medium=social&utm_campaign=20171015a
◆千葉県 ブラウンズフィールド 2018年3月より http://brownsfield-jp.com/yoritaka-gasshuku2018/
◆岡山 百姓屋敷わら 2018年3月より http://wara.jp/seminar/20180326/
◆広島県三原市 2018年3月より 募集時期未定
◆兵庫県三田市 2018年3月より https://www.facebook.com/events/848365902007533
◆佐賀県佐賀市 現在開催中 https://www.facebook.com/events/240394343157117
◆宮城県仙台市 2018年バージョン 募集開始未定
◆岡山県倉敷市 2018年バージョン 募集開始未定
◆千葉県佐倉市 2018年バージョン 募集開始未定
◆神奈川県横浜市 2018年バージョン 募集開始 #自然農法 #草負け #農業委員会 #耕作放棄地
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草管理|象牙の塔の住人 無肥料栽培家 岡本よりたか
野菜の値段 ノスタルジー 草管理 2017-11-30 22:38:10 テーマ: 人生 公式ジャンル記事ランキング: サラリーマン・ビジネスマン83位 [imagelink] <span>「草管理」 「周りの迷惑になるから草を刈って!。雑草の種やら虫やらが隣に飛ぶから!」 草を刈らないと「みっともない」って話である。我々人間は植物に生かされているのにおかしな話ではある。 もちろん土手草は刈ってある。土手草すら刈らない畑もあったが、借りたはいいが、どうにも条件が悪い畑の場合である。 文句を言われるのはそういう畑ではなく、使える畑なので、農法を守りつつ、刈れるところは刈るのだが、それでも草があると警告される。 野菜が出来ていても、草負けしてると勝手に判断されて、ある日、農業委員会のメンバーに囲まれた。やむなく草の大切さを説明するのだが、良い肥料があるのだからと否定される。 やがて農政課も現れて、完全に囲まれた。こうなると人は少数派の味方は絶対にしない。同調意識が強くなり、事はこじれ始める。 ちゃんと利用権設定していても関係はない。必要な書類は全部出して、作付け計画も出していても、返却を迫られる。 「ちゃんと利用できる人に畑は回す。お前みたいな奴がいるから、耕作放棄地が増えるんだよ。」と責任転嫁が始まる。 耕作放棄地が増えるのは、皆さんのような農業委員会や農政課がいるからだよと喉まで出かかって抑える。農法を限定しなければ、畑など使いたい人はごまんといるのだ。 で、畑は返す事になった。ある時、こうしたトラブルで返した畑が1ヘクタールを超えたので、農法の切り替えを始めた。 草を使わなくても出来る無肥料の栽培。昔、街路樹を見て思いついたあの理論を畑で試してみよう。そう決心して以来、僕の畑は実験場と化していった。 その後、2年で僕の農法は確立した。一通り草を刈っても野菜が出来る無肥料栽培。草管理のトラブルが僕の原動力となり、新しい農法が出来上がってきたとも言える。 自然農法とは、なんとも罪な農法である。この農法を始めた人を、収穫の面から、管理の面から、近隣関係の面から苦しめる。このままでは、自然農法は普及しないだろう。そう感じた。 農薬や肥料から逃れられず、他国からの資材に頼り、現金がないと出来ない農業を先進農業と位置付ける現代に、この農法を広めるには、自然農法という名を捨てるしかない。そして栽培という言葉を使った方がいい。 自然栽培と命名した先人も、おそらく同じところで躓いたのだろう。 無肥料栽培を実現する。この言葉に続く人を、僕は一生を賭けて探す事にしたのが、今から5年前の事である。 ----- 現在決まっている無肥料連続セミナーば以下の通りです。まだ、募集開始未定のものも含みます。 ◆山梨県北杜市 2018年3月より http://morinohotori.com/shoku_kenkou/yoritaka_seminar/ ◆埼玉県川口市 2017年11月より http://smile-table.jp/20171015a/?utm_source=facebook&utm_medium=social&utm_campaign=20171015a ◆千葉県 ブラウンズフィールド 2018年3月より http://brownsfield-jp.com/yoritaka-gasshuku2018/ ◆岡山 百姓屋敷わら 2018年3月より http://wara.jp/seminar/20180326/ ◆広島県三原市 2018年3月より 募集時期未定 ◆兵庫県三田市 2018年3月より https://www.facebook.com/events/848365902007533 ◆佐賀県佐賀市 現在開催中 https://www.facebook.com/events/240394343157117 ◆宮城県仙台市 2018年バージョン 募集開始未定 ◆岡山県倉敷市 2018年バージョン 募集開始未定 ◆千葉県佐倉市 2018年バージョン 募集開始未定 ◆神奈川県横浜市 2018年バージョン 募集開始 #自然農法#草負け#農業委員会#耕作放棄地 いいね! コメントする 3




「野菜の値段」
あるマルシェでの話。僕の話ではないけども、自然栽培の野菜を見て、「高いわね、安くしないと売れないわよ。」と一言発した年配の女性。よくある光景であり、僕もよく経験した。
大根一本を僕は450円で売っていたのだけど、本当によく言われた言葉である。ただ、僕は受け流していた。取引なのだから、高いと感じれば、買わないし売らないだけの話。難しい話ではない。
一応、そのマルシェの農家さんの立場で考えてみる。彼はキャベツを300円で売っていた。
キャベツを100玉作るとして、その苗を作るのに管理時間を考慮すると、約24時間。つまり丸3日。青虫取りの時間を考慮してだ。資材原価は1000円程度。
この苗を畑に運び、定植し、栽培管理する。消えて行くもの、虫食い含めると、1日1時間で約16日ほどの時間を使って栽培する。つまり丸2日。これを出荷し、販売するとすれば、あと3日は必要となる。資材原価、必要経費は3000円程度か。
合計すると、労働時間8日、資材経費4000円。これをキャベツの値段に換算すると、最低でも10万円は欲しい。つまりキャベツ1個1000円だ。これでトントンになる。
現実にはキャベツ1個300円が限界。頑張っても400円。それでも高いと言われる。
なので、安くしようとすると効率化が必要となる。100玉ではなく1000玉作るとか。しかしその1000玉を誰が買うのか。本当に全部売り切れるのか。その問題にぶち当たり、100玉しか作れない。
農協という仕組み、流通という仕組みは野菜の値段を安くした。だからスーパーで野菜を買えば安いのが当たりまえだ。だが、自然栽培や自然農法の野菜はその流通に乗らない。国や行政は助けてはくれない。
自然栽培や自然農法でも流通を作れば良いと軽々しく言わないでほしい。どのくらいの費用がかかるのか、流通はボランティアではないから、利益が出なければ維持出来ない。安い野菜を求められれば、流通も利益が圧縮される。宅急便で送れば、下手すれば価格の半分は送料になる現実。
だからと言って高く買って欲しいとかいう話ではなく、価格の妥当性についての主張を、農家に押し付けないで欲しいと思う。
「高いね」の一言は、彼ら自然栽培や自然農法の農家自身の価値を低く見てますと宣言しているようなもの。だから、まずは、その農法や手間、想いなどを農家から聞き出した後に、評価して欲しいと思う。
それでも高いと思うのであれば、「この値段は高い。」と宣言してもらっても構わない。
ただし、高いと思ったのが、その農家の価値から判断しての場合なら、甘んじて受け入れるけども、自分の稼ぎから考えて高くて買えないというのならば、それは自分の価値を下げる行為なので、そのように発するのはやめたほうがいいだろう。
値段とは実に色んなものを評価する基準となるものだ。
※シードバンク「たねのがっこう」にご支援お願いします。種を守る活動です。 https://okamoto-s.stores.jp
※「たねのがっこう」詳細 https://www.soramizu.com/たねのがっこう/
#流通 #原価
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野菜の値段|象牙の塔の住人 無肥料栽培家 岡本よりたか
虫が食うほど美味し・・・ 草管理 野菜の値段 2017-12-18 08:02:15 テーマ: 社会 公式ジャンル記事ランキング: サラリーマン・ビジネスマン6位 [imagelink] <span>「野菜の値段」 あるマルシェでの話。僕の話ではないけども、自然栽培の野菜を見て、「高いわね、安くしないと売れないわよ。」と一言発した年配の女性。よくある光景であり、僕もよく経験した。 大根一本を僕は450円で売っていたのだけど、本当によく言われた言葉である。ただ、僕は受け流していた。取引なのだから、高いと感じれば、買わないし売らないだけの話。難しい話ではない。 一応、そのマルシェの農家さんの立場で考えてみる。彼はキャベツを300円で売っていた。 キャベツを100玉作るとして、その苗を作るのに管理時間を考慮すると、約24時間。つまり丸3日。青虫取りの時間を考慮してだ。資材原価は1000円程度。 この苗を畑に運び、定植し、栽培管理する。消えて行くもの、虫食い含めると、1日1時間で約16日ほどの時間を使って栽培する。つまり丸2日。これを出荷し、販売するとすれば、あと3日は必要となる。資材原価、必要経費は3000円程度か。 合計すると、労働時間8日、資材経費4000円。これをキャベツの値段に換算すると、最低でも10万円は欲しい。つまりキャベツ1個1000円だ。これでトントンになる。 現実にはキャベツ1個300円が限界。頑張っても400円。それでも高いと言われる。 なので、安くしようとすると効率化が必要となる。100玉ではなく1000玉作るとか。しかしその1000玉を誰が買うのか。本当に全部売り切れるのか。その問題にぶち当たり、100玉しか作れない。 農協という仕組み、流通という仕組みは野菜の値段を安くした。だからスーパーで野菜を買えば安いのが当たりまえだ。だが、自然栽培や自然農法の野菜はその流通に乗らない。国や行政は助けてはくれない。 自然栽培や自然農法でも流通を作れば良いと軽々しく言わないでほしい。どのくらいの費用がかかるのか、流通はボランティアではないから、利益が出なければ維持出来ない。安い野菜を求められれば、流通も利益が圧縮される。宅急便で送れば、下手すれば価格の半分は送料になる現実。 だからと言って高く買って欲しいとかいう話ではなく、価格の妥当性についての主張を、農家に押し付けないで欲しいと思う。 「高いね」の一言は、彼ら自然栽培や自然農法の農家自身の価値を低く見てますと宣言しているようなもの。だから、まずは、その農法や手間、想いなどを農家から聞き出した後に、評価して欲しいと思う。 それでも高いと思うのであれば、「この値段は高い。」と宣言してもらっても構わない。 ただし、高いと思ったのが、その農家の価値から判断しての場合なら、甘んじて受け入れるけども、自分の稼ぎから考えて高くて買えないというのならば、それは自分の価値を下げる行為なので、そのように発するのはやめたほうがいいだろう。 値段とは実に色んなものを評価する基準となるものだ。 ※シードバンク「たねのがっこう」にご支援お願いします。種を守る活動です。 https://okamoto-s.stores.jp ※「たねのがっこう」詳細 https://www.soramizu.com/たねのがっこう/ #流通#原価 いいね! コメントする




「重要!自家採種が禁じられる」
現実は想像を超える事がある。
元農林水産大臣の山田正彦さんとのコラボ講演が終わって、種に関してさらなる危機感を感じた。種の権利への危機を訴えてきた僕が背筋が寒くなったのだから、現実というのは想像を超えるものだと本気で怖くなる。
数ヶ月前、主要農産物種子法が廃止される事が決まり、米、麦、大豆の種の開発への企業の参入が始まる事となった。しかも日本の伝統的な米の権利を、民間に提供するらしい。
既に、自家採種を禁ずるお米の種籾が販売され、栽培が始まっている事実は知っていた。
三井化学の「みつひかり」、住友化学の「つくばSD」、そして日本モンサント社の「とねのめぐみ」だ。
これらは化学肥料と農薬をセット販売する場合があり、しかも販売先は指定されるとの事。
しかも、セット販売された農薬や肥料は使い切りを要求し、使い切らずに必要量の収穫に達しなかった場合、説明責任が生まれるという。説明できなければ、イメージダウンになり、訴訟も考えられるということになる。
その、恐怖の種籾の値段は、今まで、県の試験場が販売していた種籾の7〜10倍ほどの値段だという。
これは、インドの遺伝子組み換え綿花の種の値段が80倍になり、自家採種が禁じられ、膨大なパテント料を請求されているにもかかわらず、収量は激減した事で、自殺者が増え、大規模訴訟に陥ったあの事件を彷彿させる。
モンサント社はインドの訴訟に習い、収量が減った場合の責任を、栽培者に押し付けるという事までやって退けようとしているのだ。なんとも恐ろしい話ではないか。
種は本来、自家採種が禁止されるものではなく、日本の法律でもそうなっている。だが、当事者間の契約は有効になるため、彼らはそれを利用している。
つまり、購入先の企業が、農家に対して自家採種をするなと契約で謳うことは許されており、それに従わない場合は、損害賠償請求する事が可能だという事だ。なんという事だろう。
企業は遺伝子を解析して権利を主張するであろうから、今のうちに種を取って保存し、私たちの種と食料を守る必要がある。
皆さんも是非、種を取り保存してもらいたいと強く思う。そして「たねのがっこう」に是非ご協力を。
※シードバンク「たねのがっこう」にご支援お願いします。種を守る活動です。 https://www.kokuchpro.com/event/tanenogakkou/

※「たねのがっこう」詳細 https://www.soramizu.com/たねのがっこう/
#自家採種 #訴訟 #損害賠償請求 #遺伝子組み換え
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自家採種が禁じられる|象牙の塔の住人 無肥料栽培家 岡本よりたか
芽と根 若き人間たちへ 自家採種が禁じられる 2017-10-26 18:32:56 テーマ: GMO [imagelink] <span>「重要!自家採種が禁じられる」 現実は想像を超える事がある。 元農林水産大臣の山田正彦さんとのコラボ講演が終わって、種に関してさらなる危機感を感じた。種の権利への危機を訴えてきた僕が背筋が寒くなったのだから、現実というのは想像を超えるものだと本気で怖くなる。 数ヶ月前、主要農産物種子法が廃止される事が決まり、米、麦、大豆の種の開発への企業の参入が始まる事となった。しかも日本の伝統的な米の権利を、民間に提供するらしい。 既に、自家採種を禁ずるお米の種籾が販売され、栽培が始まっている事実は知っていた。 三井化学の「みつひかり」、住友化学の「つくばSD」、そして日本モンサント社の「とねのめぐみ」だ。 これらは化学肥料と農薬をセット販売する場合があり、しかも販売先は指定されるとの事。 しかも、セット販売された農薬や肥料は使い切りを要求し、使い切らずに必要量の収穫に達しなかった場合、説明責任が生まれるという。説明できなければ、イメージダウンになり、訴訟も考えられるということになる。 その、恐怖の種籾の値段は、今まで、県の試験場が販売していた種籾の7〜10倍ほどの値段だという。 これは、インドの遺伝子組み換え綿花の種の値段が80倍になり、自家採種が禁じられ、膨大なパテント料を請求されているにもかかわらず、収量は激減した事で、自殺者が増え、大規模訴訟に陥ったあの事件を彷彿させる。 モンサント社はインドの訴訟に習い、収量が減った場合の責任を、栽培者に押し付けるという事までやって退けようとしているのだ。なんとも恐ろしい話ではないか。 種は本来、自家採種が禁止されるものではなく、日本の法律でもそうなっている。だが、当事者間の契約は有効になるため、彼らはそれを利用している。 つまり、購入先の企業が、農家に対して自家採種をするなと契約で謳うことは許されており、それに従わない場合は、損害賠償請求する事が可能だという事だ。なんという事だろう。 企業は遺伝子を解析して権利を主張するであろうから、今のうちに種を取って保存し、私たちの種と食料を守る必要がある。 皆さんも是非、種を取り保存してもらいたいと強く思う。そして「たねのがっこう」に是非ご協力を。 ※シードバンク「たねのがっこう」にご支援お願いします。種を守る活動です。 https://www.kokuchpro.com/event/tanenogakkou/ ※「たねのがっこう」詳細 https://www.soramizu.com/たねのがっこう/ #自家採種#訴訟#損害賠償請求#遺伝子組み換え いいね! コメントする




「草が土へとつながる」
草が土になると言っても、案外信じられないという人が多い。
土と砂は同じものではない。土は過去に生きてきた生物たちの屍が堆積し、土壌動物や微生物によって分解したものが、粘土に付着したものである。
山を見ると枯葉が堆積している。その枯葉はいつまでもそこにあるわけではない。数年という月日を経て、ゆっくりと土に変化していく。植物はそれを栄養として育ていくのである。
だが、根は役割を終えると、僅か3ヶ月ほどで土に還っていく。空気中の枯草菌よりも、土壌中の腐生微生物の方が圧倒的に分解能力が高いからだ。
だから、草を積み上げ、僅かな土を上にかけておくだけで、やがて全てが土になっていく。たった3ヶ月、90日、2160時間の事なのである。
写真は仙台の連続セミナーのもの。4月に全員で草抜きをし、その草を積み上げておいた。根には土がついている。その上に土をもう一度被せる。
7月か8月にはすっかりと土になる。元の土よりも遥かに黒々とした土になる。その土の中には、植物が必要とする必須元素は全て存在する。何故なら、必須元素が揃っているからこそ草となったからだ。
目の前で体験すると、全てを理解する事が出来る。何故、無肥料栽培や自然栽培、自然農法の人たちが草を大事にするのか。その理由は、それが植物を育てるための全ての栄養素を含むからだ。
植物は成長ホルモンで育つ。それは事実であろう。だから、成長ホルモンを出させる事が大切なのは当たり前だ。だが、自然の循環を無視してはいけない。この循環を止めてしまうから、ずっと豊かな土が作れないのだ。
大自然の恵みに感謝する。言葉にするのは簡単だ。だけど、本当に感謝しているのなら、今、あなたが食べるものが、大自然に対して何をしてきた結果のものなのかを考えるべきだ。
生まれてくる草を大切にし、落とされた種を大切にし、そこに徘徊する虫たちを大切にする栽培。それが次の食べものを生むための絶対条件なのである。
たくさん採れればいい、大きく育てばいい、土なんかどうでもいい、そう考えて作物を作るのは、やがて自然が作り出す命のリレーを止めてしまう行為かもしれない。
草は土へとつながり、そしてまた草へとつながる。その事を忘れてはならない。
○セミナー情報はここに集約♫ 無肥料栽培セミナー by 岡本よりたか https://www.facebook.com/yoritaka.seminar/
○著書 無肥料栽培を実現する本 https://www.amazon.co.jp/dp/4865461531
○著書 野菜は小さい方を選びなさい https://www.amazon.co.jp/dp/4894519658
◯著書 不自然な食べものはいらない https://www.amazon.co.jp/dp/4331518825 #草抜き #微生物 #分解能力 #粘土
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草が土へとつながる|象牙の塔の住人 無肥料栽培家 岡本よりたか
できる事を 革命家 草が土へとつながる 2017-10-01 23:10:55 テーマ: 栽培 [imagelink] <span>「草が土へとつながる」 草が土になると言っても、案外信じられないという人が多い。 土と砂は同じものではない。土は過去に生きてきた生物たちの屍が堆積し、土壌動物や微生物によって分解したものが、粘土に付着したものである。 山を見ると枯葉が堆積している。その枯葉はいつまでもそこにあるわけではない。数年という月日を経て、ゆっくりと土に変化していく。植物はそれを栄養として育ていくのである。 だが、根は役割を終えると、僅か3ヶ月ほどで土に還っていく。空気中の枯草菌よりも、土壌中の腐生微生物の方が圧倒的に分解能力が高いからだ。 だから、草を積み上げ、僅かな土を上にかけておくだけで、やがて全てが土になっていく。たった3ヶ月、90日、2160時間の事なのである。 写真は仙台の連続セミナーのもの。4月に全員で草抜きをし、その草を積み上げておいた。根には土がついている。その上に土をもう一度被せる。 7月か8月にはすっかりと土になる。元の土よりも遥かに黒々とした土になる。その土の中には、植物が必要とする必須元素は全て存在する。何故なら、必須元素が揃っているからこそ草となったからだ。 目の前で体験すると、全てを理解する事が出来る。何故、無肥料栽培や自然栽培、自然農法の人たちが草を大事にするのか。その理由は、それが植物を育てるための全ての栄養素を含むからだ。 植物は成長ホルモンで育つ。それは事実であろう。だから、成長ホルモンを出させる事が大切なのは当たり前だ。だが、自然の循環を無視してはいけない。この循環を止めてしまうから、ずっと豊かな土が作れないのだ。 大自然の恵みに感謝する。言葉にするのは簡単だ。だけど、本当に感謝しているのなら、今、あなたが食べるものが、大自然に対して何をしてきた結果のものなのかを考えるべきだ。 生まれてくる草を大切にし、落とされた種を大切にし、そこに徘徊する虫たちを大切にする栽培。それが次の食べものを生むための絶対条件なのである。 たくさん採れればいい、大きく育てばいい、土なんかどうでもいい、そう考えて作物を作るのは、やがて自然が作り出す命のリレーを止めてしまう行為かもしれない。 草は土へとつながり、そしてまた草へとつながる。その事を忘れてはならない。 ○セミナー情報はここに集約♫ 無肥料栽培セミナー by 岡本よりたか https://www.facebook.com/yoritaka.seminar/ ○著書 無肥料栽培を実現する本 https://www.amazon.co.jp/dp/4865461531 ○著書 野菜は小さい方を選びなさい https://www.amazon.co.jp/dp/4894519658 ◯著書 不自然な食べものはいらない https://www.amazon.co.jp/dp/4331518825 #草抜き#微生物#分解能力#粘土 いいね! コメントする




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「根の生育環境」
ネコブセンチュウがトマトの根に寄生すると、根としての正常な活動ができなくなり、トマトは栄養や水を得る事なく、生育不良や立ち枯れが起きる。
センチュウというのは小さな細い虫で、土壌中に存在し、宿主生物を見つけると個体数を増やす。一旦増えてしまうと、減るには大変長い時間がかかるため、連作は不可能となる。
何かのトラブルが起きていたのは分かってはいたが、作物の成長不良や病気は、大概、土の中で起きている。元々キク科の雑草が多い土地だったが、草刈りでキク科を減らしたのが原因だろう。
確かに、葉や茎も虫食いや病気に曝されるが、ちょっとした虫食いなど、遊んだ後のすり傷みたいなものだし、カビにやられても、風邪をひいた程度の事で、慌てる必要はない。
だが、根は違う。根をやられると、植物はいきなり元気がなくなり、生気を失う。葉や茎や花や実に症状が現れ、植物は次第に枯れてゆく。一見青々しく見えても、たった1日で萎れていくのである。
植物は地上部は子孫を残すための生殖機能が主であり、生体活動のほとんどは根で行っている。栄養や水を吸収するのも、微生物に餌を与えるのも、成長ホルモンを生成するのも、植物内で行われる化学反応に必要なカリウムも根から供給される。触覚となる目や鼻も根だとさえ言われる。
根を取り巻く環境が悪ければ、根が活動を出来なくなる。土の中の水環境、空気、そして光。さらには土壌動物や微生物、菌類。これらの環境が大切であり、植物は土の中が生活圏内とさせ言えるわけだ。
人には土は作れない。だから土作りが大切というのは、つまりは土壌中の環境を整えてあげる事である。土壌環境が悪ければ、植物を強制的に育てあげるしかない。無理矢理、成長ホルモンを出させるとか、資材としての菌類を与えるとか、もちろん肥料を与えるとか。
植物は自然のままに育てるのがいい。ただ、人の手によってその環境を壊してしまっているのだから、やはり人の手によって何らかの対策は打つべきだ。健やかに育てたいと思うのならば。
今回、酸性の酢を撒いてみた。そしてカリウム、マグネシウム、カリシウムを含むもみ殻くん炭を撒いて水環境や空気環境を良くし、豆を栽培する事で環境を整える。これは農薬などの対処療法とは一線を画す。そこに春になったらマリーゴールドを植えて根本治療をしてみようと思う。
人とて同じ話、生きる環境が大事である。植物の根は、人の心と身体を併せ持つ器官だと思えばいい。心を取り巻く環境が悪い。経済優先社会が心を壊し、大量生産型の食が身体を壊していく。この環境が悪ければ、生気を失い病に倒れていく。
生きる環境を整える。難しいようではあるが、より自然な環境を作ればいいだけの事だ。忙しない都会と、不自然な仕事から離れ、自然に囲まれた中で、人らしい生き方をしてみるのも一つの選択肢だと思う。
さて、めげずに頑張ろうかね。
※写真はネコブセンチュウに浸入されたと思われるトマトの根。
----- ○無肥料栽培セミナー by 岡本よりたか https://www.facebook.com/yoritaka.seminar/
○著書 無肥料栽培を実現する本 https://www.amazon.co.jp/dp/4865461531
○著書 野菜は小さい方を選びなさい https://www.amazon.co.jp/dp/4894519658
◯著書 不自然な食べものはいらない https://www.amazon.co.jp/dp/4331518825 #根本治療 #水環境 #ネコブセンチュウ #虫食い #微生物 #菌類
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根の生育環境|象牙の塔の住人 無肥料栽培家 岡本よりたか
革命家 名残桜 根の生育環境 2017-09-23 18:04:34 テーマ: 栽培 [imagelink] <span>「根の生育環境」 ネコブセンチュウがトマトの根に寄生すると、根としての正常な活動ができなくなり、トマトは栄養や水を得る事なく、生育不良や立ち枯れが起きる。 センチュウというのは小さな細い虫で、土壌中に存在し、宿主生物を見つけると個体数を増やす。一旦増えてしまうと、減るには大変長い時間がかかるため、連作は不可能となる。 何かのトラブルが起きていたのは分かってはいたが、作物の成長不良や病気は、大概、土の中で起きている。元々キク科の雑草が多い土地だったが、草刈りでキク科を減らしたのが原因だろう。 確かに、葉や茎も虫食いや病気に曝されるが、ちょっとした虫食いなど、遊んだ後のすり傷みたいなものだし、カビにやられても、風邪をひいた程度の事で、慌てる必要はない。 だが、根は違う。根をやられると、植物はいきなり元気がなくなり、生気を失う。葉や茎や花や実に症状が現れ、植物は次第に枯れてゆく。一見青々しく見えても、たった1日で萎れていくのである。 植物は地上部は子孫を残すための生殖機能が主であり、生体活動のほとんどは根で行っている。栄養や水を吸収するのも、微生物に餌を与えるのも、成長ホルモンを生成するのも、植物内で行われる化学反応に必要なカリウムも根から供給される。触覚となる目や鼻も根だとさえ言われる。 根を取り巻く環境が悪ければ、根が活動を出来なくなる。土の中の水環境、空気、そして光。さらには土壌動物や微生物、菌類。これらの環境が大切であり、植物は土の中が生活圏内とさせ言えるわけだ。 人には土は作れない。だから土作りが大切というのは、つまりは土壌中の環境を整えてあげる事である。土壌環境が悪ければ、植物を強制的に育てあげるしかない。無理矢理、成長ホルモンを出させるとか、資材としての菌類を与えるとか、もちろん肥料を与えるとか。 植物は自然のままに育てるのがいい。ただ、人の手によってその環境を壊してしまっているのだから、やはり人の手によって何らかの対策は打つべきだ。健やかに育てたいと思うのならば。 今回、酸性の酢を撒いてみた。そしてカリウム、マグネシウム、カリシウムを含むもみ殻くん炭を撒いて水環境や空気環境を良くし、豆を栽培する事で環境を整える。これは農薬などの対処療法とは一線を画す。そこに春になったらマリーゴールドを植えて根本治療をしてみようと思う。 人とて同じ話、生きる環境が大事である。植物の根は、人の心と身体を併せ持つ器官だと思えばいい。心を取り巻く環境が悪い。経済優先社会が心を壊し、大量生産型の食が身体を壊していく。この環境が悪ければ、生気を失い病に倒れていく。 生きる環境を整える。難しいようではあるが、より自然な環境を作ればいいだけの事だ。忙しない都会と、不自然な仕事から離れ、自然に囲まれた中で、人らしい生き方をしてみるのも一つの選択肢だと思う。 さて、めげずに頑張ろうかね。 ※写真はネコブセンチュウに浸入されたと思われるトマトの根。 ----- ○無肥料栽培セミナー by 岡本よりたか https://www.facebook.com/yoritaka.seminar/ ○著書 無肥料栽培を実現する本 https://www.amazon.co.jp/dp/4865461531 ○著書 野菜は小さい方を選びなさい https://www.amazon.co.jp/dp/4894519658 ◯著書 不自然な食べものはいらない https://www.amazon.co.jp/dp/4331518825 #根本治療#水環境#ネコブセンチュウ#虫食い#微生物#菌類 いいね! コメントする




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「化学肥料と食品添加物」
過去記事で申し訳ないが、実は化学肥料と言われている物の多くが、食品添加物と同じ成分だったりする。
化学肥料の中で主な成分が尿素であるので、その尿素は食品添加物とはならないが、それ以外の部分は案外同じ化学物質が使われている。
無化学肥料などと書いてあると身体に良さそうと思うのに、子供に食品添加物の多いお菓子を与えているようでは、全く意味がないのが分かるだろう。
もちろん、使用量は全く違うから、一概には比較できないが、こうして見ると、化学肥料を使った野菜は栽培の時期から食品添加物が使われているということになってしまう。
逆に言うと、食品添加物として認められている化学物質を肥料としているのだから、化学肥料を怖がりすぎるのもいかがなものかとも思う。むしろ、抗生物質やホルモン剤、遺伝子組み換え飼料で育った家畜の排泄物の方が怖いかもしれない。
いずれにしろ、化学物質の多用は、環境の健康も壊すのは間違いない。必要不可欠だと言うのは理解できるが、出来るだけ両方とも使わないに越したことはないだろう。
ちなみに、パンの添加物でよく見る「イーストフード」。名前だけだとなんだか悪いものには思えないけど、この中身も化学肥料と一致する部分がある
「イーストフード」に含まれる可能性にあるもの ・塩化アンモニウム ・グルコン酸カリウム ・焼成カルシウム ・炭酸カリウム(無水) ・硫酸アンモニウム ・硫酸マグネシウム ・リン酸水素二アンモニウム ・リン酸一水素カルシウム ・塩化マグネシウム ・グルコン酸ナトリウム ・炭酸アンモニウム ・炭酸カルシウム ・硫酸カルシウム ・リン酸三カルシウム ・リン酸二水素アンモニウム ・リン酸二水素カルシウム #無化学肥料 #リン酸 #食品添加物 #イーストフード #グルコン #尿素
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化学肥料と食品添加物|象牙の塔の住人 無肥料栽培家 岡本よりたか
モンサント社の悪魔・・・ 応用力 化学肥料と食品添加物 2015-04-28 22:09:52 テーマ: GMO [imagelink] <span>「化学肥料と食品添加物」 過去記事で申し訳ないが、実は化学肥料と言われている物の多くが、食品添加物と同じ成分だったりする。 化学肥料の中で主な成分が尿素であるので、その尿素は食品添加物とはならないが、それ以外の部分は案外同じ化学物質が使われている。 無化学肥料などと書いてあると身体に良さそうと思うのに、子供に食品添加物の多いお菓子を与えているようでは、全く意味がないのが分かるだろう。 もちろん、使用量は全く違うから、一概には比較できないが、こうして見ると、化学肥料を使った野菜は栽培の時期から食品添加物が使われているということになってしまう。 逆に言うと、食品添加物として認められている化学物質を肥料としているのだから、化学肥料を怖がりすぎるのもいかがなものかとも思う。むしろ、抗生物質やホルモン剤、遺伝子組み換え飼料で育った家畜の排泄物の方が怖いかもしれない。 いずれにしろ、化学物質の多用は、環境の健康も壊すのは間違いない。必要不可欠だと言うのは理解できるが、出来るだけ両方とも使わないに越したことはないだろう。 ちなみに、パンの添加物でよく見る「イーストフード」。名前だけだとなんだか悪いものには思えないけど、この中身も化学肥料と一致する部分がある 「イーストフード」に含まれる可能性にあるもの ・塩化アンモニウム ・グルコン酸カリウム ・焼成カルシウム ・炭酸カリウム(無水) ・硫酸アンモニウム ・硫酸マグネシウム ・リン酸水素二アンモニウム ・リン酸一水素カルシウム ・塩化マグネシウム ・グルコン酸ナトリウム ・炭酸アンモニウム ・炭酸カルシウム ・硫酸カルシウム ・リン酸三カルシウム ・リン酸二水素アンモニウム ・リン酸二水素カルシウム #無化学肥料#リン酸#食品添加物#イーストフード#グルコン#尿素 いいね! リブログする




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「自然農という不自然」
このタイトルを見て、岡本は何をトチ狂ったかと思えれば、貴方は極めて自然であると僕は思う。しかし、残念ながら、一般的には自然農は不自然なのである。
今日、僕が「この人は凄い」と思える自然農法の達人二人のうちのお一人のセミナーを無事終えた。その人は三浦伸章さんと言う。もう一人は申し訳ないがまだ明かさない(笑)。
この人が畑に施している土作りは極めて不自然である。例えばこの写真のように、何故か土の中にススキを放り込んでいる。この姿を見て、一般的な常識だけで農業を営んで来た農家が見れば不自然であり、異常と思う。
僕らは、この姿に注がれる好奇の目や嘲笑の目を散々見て来た。彼らが僕らを異常であると思うのは勝手であるが、挙げ句の果ては土地を返せと言われ、助成金すら断られて来た。
だが、冷静に考えて欲しい。この三浦氏が使用している物は何ひとつ不自然な物などない。自然界に存在する物だけだ。人の手を介する物はあるが、科学や化学で作り出した物など一つもない。彼がやっていることは、全てが自然という視点、植物という視点、土という視点、微生物という視点から見た物だけである。
枯れ草はいつか土に帰る。植物に付着するミネラルやビタミンはいつか土に帰る。時に発火し、炭化してから土に帰ることもある。その繰り返しにより土ができ、植物が育ってきた。三浦氏は、それを幾分早めてあげているに過ぎない。それのどこが不自然なのだろうか。
途上国の山を切り崩し、リンとカリを科学的に取り出し、化石エネルギーと化学物質を使用して無理矢理化学的に作り出した肥料を土に撒く方が、よほど不自然ではないだろうか。
人がある行動を当たり前と思うまでの期間というのは実はとても短い。おそらく10年もすると、不自然な行為でも自然な行為と勘違いしてしまう。つまり、今の化学農業がいつの間にか自然な行為と勘違いしてしまったに過ぎず、タネを明かせば、実はとても不自然な行為なのである。
自然農法は不自然な行為に見えるが、この姿を見ることが多くなれば、もしかすると、自然農法は極めて自然な行為になる可能性は高い。何せ、不自然な化学物質は一切使用していないのだから。
そうなった時、自然農法も市民権を得ることになるだろう。間違いなく、そういう時代は来る。それはもしかすると、来年かもしれない。
----- 微生物共生型自然栽培農家・環境活動家 岡本よりたか(2015/2/8) #自然農法 #微生物
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自然農という不自然|象牙の塔の住人 無肥料栽培家 岡本よりたか
Common キューバ 自然農という不自然 2015-02-08 21:57:47 テーマ: 栽培 [imagelink] <span>「自然農という不自然」 このタイトルを見て、岡本は何をトチ狂ったかと思えれば、貴方は極めて自然であると僕は思う。しかし、残念ながら、一般的には自然農は不自然なのである。 今日、僕が「この人は凄い」と思える自然農法の達人二人のうちのお一人のセミナーを無事終えた。その人は三浦伸章さんと言う。もう一人は申し訳ないがまだ明かさない(笑)。 この人が畑に施している土作りは極めて不自然である。例えばこの写真のように、何故か土の中にススキを放り込んでいる。この姿を見て、一般的な常識だけで農業を営んで来た農家が見れば不自然であり、異常と思う。 僕らは、この姿に注がれる好奇の目や嘲笑の目を散々見て来た。彼らが僕らを異常であると思うのは勝手であるが、挙げ句の果ては土地を返せと言われ、助成金すら断られて来た。 だが、冷静に考えて欲しい。この三浦氏が使用している物は何ひとつ不自然な物などない。自然界に存在する物だけだ。人の手を介する物はあるが、科学や化学で作り出した物など一つもない。彼がやっていることは、全てが自然という視点、植物という視点、土という視点、微生物という視点から見た物だけである。 枯れ草はいつか土に帰る。植物に付着するミネラルやビタミンはいつか土に帰る。時に発火し、炭化してから土に帰ることもある。その繰り返しにより土ができ、植物が育ってきた。三浦氏は、それを幾分早めてあげているに過ぎない。それのどこが不自然なのだろうか。 途上国の山を切り崩し、リンとカリを科学的に取り出し、化石エネルギーと化学物質を使用して無理矢理化学的に作り出した肥料を土に撒く方が、よほど不自然ではないだろうか。 人がある行動を当たり前と思うまでの期間というのは実はとても短い。おそらく10年もすると、不自然な行為でも自然な行為と勘違いしてしまう。つまり、今の化学農業がいつの間にか自然な行為と勘違いしてしまったに過ぎず、タネを明かせば、実はとても不自然な行為なのである。 自然農法は不自然な行為に見えるが、この姿を見ることが多くなれば、もしかすると、自然農法は極めて自然な行為になる可能性は高い。何せ、不自然な化学物質は一切使用していないのだから。 そうなった時、自然農法も市民権を得ることになるだろう。間違いなく、そういう時代は来る。それはもしかすると、来年かもしれない。 ----- 微生物共生型自然栽培農家・環境活動家 岡本よりたか(2015/2/8) #自然農法#微生物 いいね! リブログする




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講演で良く訊かれる質問に、小麦は危険だと聞きましたが、どう思いますか?というのがある。
「小麦は食べるな」という衝撃的なタイトルで、欧米人が日常的に食べる穀物を全否定して、販売数を伸ばした。この写真の本も同様であろう。慌ててグルテン断ちをする人が増えたようだが、随分と性急な人がいるものだ。
日本人ならお米があるので、パンやパスタ、うどん、ラーメン、蕎麦を食べなくてもなんとかなるが、欧米人はさぞかし困ってしまう事だろう。
本の内容を非常に簡単に書くと、GI値が高いとか、グルテンが遺伝子操作で身体に悪い物になっているという事なのだが、実はお米もGI値は小麦以上に高く、遺伝子操作ででんぷんの質も悪くなっているので、お米なら大丈夫という訳ではなく、実は同じ問題を抱えている。最近は、ついに日本人なのにお米アレルギーの人まで現れたくらいだ。
小麦の危険性を否定はしないが、最近の食べ物は、おしなべて身体に悪い成分を持ち始めたのは事実であろう。何を食べたところで同じような問題を抱えることになる。
もちろん誤解も多い。例えば玄米のフィチン酸がキレート作用によってミネラルを排出してしまうという話も良く聞く。フィチン酸と言ってるのは、イノシトール6リン酸(IP6)の事だ。という事は、既にイノシトールがリン酸と結びついているので、指摘される危険性は特になく、ましてや発芽させればいいという訳でもない。
小麦グルテンやお米のでんぷんのアレルギーは、腸内細菌のバランスが狂う事で起きる。腸内細菌や酵素が、グルテンを分解出来ずに小腸のセンサーを破壊するからだが、そもそもタンパク質を分解出来ない小腸が問題であり、小腸の働きを弱めている原因が、今の荒れた食によるものである。
つまり、遺伝子組換え作物、農薬残留、食品添加物、そして食べ過ぎが腸内細菌のバランスを狂わしている。
いつもこう答えるのだが、小麦もお米も野菜も、人間が食べてきた歴史は長い。だから、それらの穀物や野菜が身体に悪いという話ではない。悪いのは現代の品質改良であり、化学物質であり、遺伝子操作なのである。問題をすり替えてはいけないと思う。
我々が考えなくてはならないのは、食材に悪者を見つけることではなく、食材を作る方法が問題であることを知るべきであり、加工品の粗悪さ、飽食の食生活を止める手段である。
より安全な小麦やお米や野菜を作ること。化学物質まみれでなく、品種改良も進んでいない時代の栽培方法に戻し、昔ながらの製法を取り戻すことである。
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小麦は食べるな|象牙の塔の住人 無肥料栽培家 岡本よりたか
抗わず、汚さず、偽・・・ 節税の勧め 小麦は食べるな 2015-03-09 20:55:21 テーマ: 社会 [imagelink] <span>講演で良く訊かれる質問に、小麦は危険だと聞きましたが、どう思いますか?というのがある。 「小麦は食べるな」という衝撃的なタイトルで、欧米人が日常的に食べる穀物を全否定して、販売数を伸ばした。この写真の本も同様であろう。慌ててグルテン断ちをする人が増えたようだが、随分と性急な人がいるものだ。 日本人ならお米があるので、パンやパスタ、うどん、ラーメン、蕎麦を食べなくてもなんとかなるが、欧米人はさぞかし困ってしまう事だろう。 本の内容を非常に簡単に書くと、GI値が高いとか、グルテンが遺伝子操作で身体に悪い物になっているという事なのだが、実はお米もGI値は小麦以上に高く、遺伝子操作ででんぷんの質も悪くなっているので、お米なら大丈夫という訳ではなく、実は同じ問題を抱えている。最近は、ついに日本人なのにお米アレルギーの人まで現れたくらいだ。 小麦の危険性を否定はしないが、最近の食べ物は、おしなべて身体に悪い成分を持ち始めたのは事実であろう。何を食べたところで同じような問題を抱えることになる。 もちろん誤解も多い。例えば玄米のフィチン酸がキレート作用によってミネラルを排出してしまうという話も良く聞く。フィチン酸と言ってるのは、イノシトール6リン酸(IP6)の事だ。という事は、既にイノシトールがリン酸と結びついているので、指摘される危険性は特になく、ましてや発芽させればいいという訳でもない。 小麦グルテンやお米のでんぷんのアレルギーは、腸内細菌のバランスが狂う事で起きる。腸内細菌や酵素が、グルテンを分解出来ずに小腸のセンサーを破壊するからだが、そもそもタンパク質を分解出来ない小腸が問題であり、小腸の働きを弱めている原因が、今の荒れた食によるものである。 つまり、遺伝子組換え作物、農薬残留、食品添加物、そして食べ過ぎが腸内細菌のバランスを狂わしている。 いつもこう答えるのだが、小麦もお米も野菜も、人間が食べてきた歴史は長い。だから、それらの穀物や野菜が身体に悪いという話ではない。悪いのは現代の品質改良であり、化学物質であり、遺伝子操作なのである。問題をすり替えてはいけないと思う。 我々が考えなくてはならないのは、食材に悪者を見つけることではなく、食材を作る方法が問題であることを知るべきであり、加工品の粗悪さ、飽食の食生活を止める手段である。 より安全な小麦やお米や野菜を作ること。化学物質まみれでなく、品種改良も進んでいない時代の栽培方法に戻し、昔ながらの製法を取り戻すことである。 いいね! リブログする




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「キャベツと青虫」
アブラナ科の作物はグルコシノレート(ゴイトロゲン)という毒がある。人間などの動物は大量に食べない限りは影響は少ないが(甲状腺障害が出ると言われているが定かではない)、アブラナ科、特にキャベツやブロッコリーが持つ生物毒は色々あり、その毒性によって虫からの被害を防いでいる。そのアブラナ科の毒性に耐性を持ったのが青虫である。
キャベツなどの野菜は、青虫に食べられる事で栄養補給をしているという事実は面白い。青虫が葉を食べ、糞をすることで、キャベツは自らの葉っぱの中のリン酸を青虫の糞の中に溜め込まさせ、それを地上に落として補給する。
それだけでも十分面白い話しだが、この青虫に葉を食わせるために、キャベツやブロッコリーは、外側の葉を広げるように寝かして、青虫が這い回りやすい様に工夫する。更には寝た葉は虫にとっては毒性ともなる植物ホルモンのプラシノステロイドの分泌を抑制しているのではないかと僕は考えている。
プラシノステロイドは、葉の伸長成長、細胞分裂、分化などの作用があるが、この植物ホルモンは、葉が寝ている状態では、立っている状態や若い成長途中の葉よりも、ぐっと少ないのではないだろうか。つまり、外の葉は、横に寝ることでこのホルモンを抑制し、わざわざ青虫が食べやすいように工夫しているのだと思うのだ。
あくまでも仮説ではあるが、アブラナ科のキャベツやブロッコリーはこうした工夫により成長し、かつ、若い葉や立った葉は青虫に食べられないような状態を保ち、種(しゅ)の保存のための成長点を守り続けているのであろう。なんとも凄い仕組みだ。
だからこそ、外側の葉は写真のプランターのキャベツのように激しく虫食いに遭うが、中心は虫食いなく成長していく。更には固く巻き始めることで、青虫が中に侵食して、花を咲かせる成長点を食べられないように防御しているのである。
しかし、出来るだけ柔らかく大きいキャベツを作るため人間が品種改良を繰り返した結果、青虫は成長点まで潜り込むようになり、植物が本来持つ防御能力をも弱らせて、放っておけば虫食いだらけになるキャベツに改悪してきた。そして、少しの虫食いも嫌う人間は、農薬によって青虫を追い払った。
どうせ人間は、外側の葉は固くて食べないのだから、青虫に食わせてやってもいいじゃないか。それにより無肥料で野菜が育つというのであれば、その位の度量が必要ではないかと僕は思うのだが、違うだろうか。
※写真は、広島の無肥料栽培セミナー用のプランター。
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青虫とキャベツ|象牙の塔の住人 無肥料栽培家 岡本よりたか
2015年 閑話休題 青虫とキャベツ 2015-12-23 11:36:13 テーマ: 栽培 [imagelink] <span>「キャベツと青虫」 アブラナ科の作物はグルコシノレート(ゴイトロゲン)という毒がある。人間などの動物は大量に食べない限りは影響は少ないが(甲状腺障害が出ると言われているが定かではない)、アブラナ科、特にキャベツやブロッコリーが持つ生物毒は色々あり、その毒性によって虫からの被害を防いでいる。そのアブラナ科の毒性に耐性を持ったのが青虫である。 キャベツなどの野菜は、青虫に食べられる事で栄養補給をしているという事実は面白い。青虫が葉を食べ、糞をすることで、キャベツは自らの葉っぱの中のリン酸を青虫の糞の中に溜め込まさせ、それを地上に落として補給する。 それだけでも十分面白い話しだが、この青虫に葉を食わせるために、キャベツやブロッコリーは、外側の葉を広げるように寝かして、青虫が這い回りやすい様に工夫する。更には寝た葉は虫にとっては毒性ともなる植物ホルモンのプラシノステロイドの分泌を抑制しているのではないかと僕は考えている。 プラシノステロイドは、葉の伸長成長、細胞分裂、分化などの作用があるが、この植物ホルモンは、葉が寝ている状態では、立っている状態や若い成長途中の葉よりも、ぐっと少ないのではないだろうか。つまり、外の葉は、横に寝ることでこのホルモンを抑制し、わざわざ青虫が食べやすいように工夫しているのだと思うのだ。 あくまでも仮説ではあるが、アブラナ科のキャベツやブロッコリーはこうした工夫により成長し、かつ、若い葉や立った葉は青虫に食べられないような状態を保ち、種(しゅ)の保存のための成長点を守り続けているのであろう。なんとも凄い仕組みだ。 だからこそ、外側の葉は写真のプランターのキャベツのように激しく虫食いに遭うが、中心は虫食いなく成長していく。更には固く巻き始めることで、青虫が中に侵食して、花を咲かせる成長点を食べられないように防御しているのである。 しかし、出来るだけ柔らかく大きいキャベツを作るため人間が品種改良を繰り返した結果、青虫は成長点まで潜り込むようになり、植物が本来持つ防御能力をも弱らせて、放っておけば虫食いだらけになるキャベツに改悪してきた。そして、少しの虫食いも嫌う人間は、農薬によって青虫を追い払った。 どうせ人間は、外側の葉は固くて食べないのだから、青虫に食わせてやってもいいじゃないか。それにより無肥料で野菜が育つというのであれば、その位の度量が必要ではないかと僕は思うのだが、違うだろうか。 ※写真は、広島の無肥料栽培セミナー用のプランター。 いいね! リブログする




「共存」
なぜ肥料を使わないのかと訊かれる。その前に、なぜ農薬を使わないかを訊くべきだろうと思う。
僕の答えはいつも変わらない。農薬は、散布者にとって、とても危険な代物だからだ。
農薬は神経毒であり、強力な殺菌作用もある。どちらも大量に曝露(ばくろ=吸い込む、皮膚に付着するなど)すれば、当たり前のように、人間の浄化器官がダメージを受ける。
僕は遥か昔、住友3M社の防毒マスクのPVを制作していたが、本来農薬散布時には、防護服、防護メガネ、防護手袋、防護靴、そして、防毒マスクを装着しなければならない。
それだけ防護しなければならない農薬散布が安全なはずはない。ただし、これも必ず言うのだが、その農薬がかかった野菜が危険だとは言っていない。厳密な残留基準値があるからだ。それが信用できるのかは知らないが。
だから、僕は散布しない。畑では、無防備でいたい。野菜も虫も微生物も、みな無防備に畑にいる。そこに人間だけが完全防備でいる事は、僕には滑稽に見える。
肌で、土に、野菜に、草に、虫に、微生物に触れたい。僕は畑に癒しを求めてもいるのだから、そこにある全てのものと直接触れ合いたいのである。
肥料を使わない理由は、いつか枯渇する可能性があるからだ。もちろん、僕が生きているうちかは分からない。だが、いつかは枯渇するのは間違いないだろう。
窒素を空気中から固定するためには、天然ガスの水素が大量に必要となる。あるいは電力を多量に使用する。
リン酸はリン鉱石、カリウムはカリウム鉱石から作られる。これらも限りある資源であり、採掘、製造においては、もちろん膨大なエネルギーも使用するし、環境も壊す。
もちろん、生活の周りにあるものの多くが、過去の資源由来である事ぐらいは知っている。だが、僕は、減らす努力はしたいと常に思っている。
家畜排泄物を使用した有機肥料に関しては、遺伝子組換え作物由来の配合飼料によるものだから、僕は拒否する。種に特許がかかった作物など、栽培するべきではない。食料支配に繋がる可能性がある。
僕は何のために生きているのか?地球を食い物にするためなのか、それとも自然の恵みを享受するためなのか。
理想論と言われようが、僕は可能な限り、地球と共存する生き方を選ぶ。
----- ○無肥料栽培セミナー by 岡本よりたか https://www.facebook.com/yoritaka.seminar/
○著書 無肥料栽培を実現する本 https://www.amazon.co.jp/dp/4865461531
○著書 野菜は小さい方を選びなさい https://www.amazon.co.jp/dp/4894519658 #農薬散布 #有機肥料 #防護メガネ #防護服 #防毒マスク #リン酸 #鉱石 #枯渇 #微生物
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共存|象牙の塔の住人 無肥料栽培家 岡本よりたか
どう生きたいか 空を見る 共存 2017-07-15 08:18:24 テーマ: 栽培 [imagelink] <span>「共存」 なぜ肥料を使わないのかと訊かれる。その前に、なぜ農薬を使わないかを訊くべきだろうと思う。 僕の答えはいつも変わらない。農薬は、散布者にとって、とても危険な代物だからだ。 農薬は神経毒であり、強力な殺菌作用もある。どちらも大量に曝露(ばくろ=吸い込む、皮膚に付着するなど)すれば、当たり前のように、人間の浄化器官がダメージを受ける。 僕は遥か昔、住友3M社の防毒マスクのPVを制作していたが、本来農薬散布時には、防護服、防護メガネ、防護手袋、防護靴、そして、防毒マスクを装着しなければならない。 それだけ防護しなければならない農薬散布が安全なはずはない。ただし、これも必ず言うのだが、その農薬がかかった野菜が危険だとは言っていない。厳密な残留基準値があるからだ。それが信用できるのかは知らないが。 だから、僕は散布しない。畑では、無防備でいたい。野菜も虫も微生物も、みな無防備に畑にいる。そこに人間だけが完全防備でいる事は、僕には滑稽に見える。 肌で、土に、野菜に、草に、虫に、微生物に触れたい。僕は畑に癒しを求めてもいるのだから、そこにある全てのものと直接触れ合いたいのである。 肥料を使わない理由は、いつか枯渇する可能性があるからだ。もちろん、僕が生きているうちかは分からない。だが、いつかは枯渇するのは間違いないだろう。 窒素を空気中から固定するためには、天然ガスの水素が大量に必要となる。あるいは電力を多量に使用する。 リン酸はリン鉱石、カリウムはカリウム鉱石から作られる。これらも限りある資源であり、採掘、製造においては、もちろん膨大なエネルギーも使用するし、環境も壊す。 もちろん、生活の周りにあるものの多くが、過去の資源由来である事ぐらいは知っている。だが、僕は、減らす努力はしたいと常に思っている。 家畜排泄物を使用した有機肥料に関しては、遺伝子組換え作物由来の配合飼料によるものだから、僕は拒否する。種に特許がかかった作物など、栽培するべきではない。食料支配に繋がる可能性がある。 僕は何のために生きているのか?地球を食い物にするためなのか、それとも自然の恵みを享受するためなのか。 理想論と言われようが、僕は可能な限り、地球と共存する生き方を選ぶ。 ----- ○無肥料栽培セミナー by 岡本よりたか https://www.facebook.com/yoritaka.seminar/ ○著書 無肥料栽培を実現する本 https://www.amazon.co.jp/dp/4865461531 ○著書 野菜は小さい方を選びなさい https://www.amazon.co.jp/dp/4894519658 #農薬散布#有機肥料#防護メガネ#防護服#防毒マスク#リン酸#鉱石#枯渇#微生物 いいね! コメントする




#english #has-images #language #life_hacks

Preface from Tim

Back in 2012, Gabriel Wyner wrote an article for Lifehacker detailing how he learned French in 5 months and Russian in 10, using mostly spare time on the subway. That article went viral.

But don’t run off! That was nothing but version 1.0. This post gives you version 2.0 and more.

He’s spent the last two years refining his methods and putting them on steroids. Kevin Kelly, founding editor of Wired, was the one who told me, “You have to check this guy out. His new book is amazing.” Keep in mind that I’d previously told Kevin that I thought most books on language learning were garbage. I took his endorsement seriously, and I wasn’t disappointed.

This post gives you Gabe’s new blueprint for rapid language learning:

  • A revised and updated version of his original post
  • New techniques from the last two years of experimentation
  • How he learned 6 languages in just a handful of years
  • Tips and tricks you won’t find anywhere else

The “and never forget it” in the headline was Gabe’s idea. Read the article and let me know what you think. Is it possible? I, for one, hope it is.

And speaking as someone who’s studied 10+ languages as an adult, I can tell you: you’re much better at learning languages than you think.

Enjoy!

Enter Gabriel — An overview of what this is and why it works

Two Foreign Words

Let’s compare two experiences. Here’s the first one: you come into a language class, and your (Hungarian) teacher writes the following on the board:

Kitchen cabinet – konyhaszekrény

She tells you that this is going to be on your vocab quiz next week, along with forty other words you don’t care much about.

Experience two: You and your most adventurous friend are sitting in a bar, somewhere in Scandinavia. The bartender is a grey-bearded Viking, who places three empty shot glasses in front of you in a line. From behind the counter, he pulls out a bottle labeled Moktor and pours a viscous, green liquid into the three glasses. He then grabs a jar and unscrews the lid. It’s full of something that looks and smells disturbingly like slimy, decaying baby fish, which he spoons into each shot glass. He then pulls out a silver cigarette lighter and lights the three shots on fire.

“This – Moktor,” he says, picking up one of the glasses. The locals in the bar turn towards you and your friend. “Moktor! Moktor! Moktor!” they all begin to shout, laughing, as the bartender blows out the flame on his shot glass and downs the drink. Your friend – your jackass friend – picks up his glass, screams “Moktor!” and does the same. The crowd goes wild, and you, after giving your friend a nasty look, pick up your glass and follow suit.

As a result of this experience, you are going to remember the word “Moktor” forever, and if you still remember the Hungarian word for kitchen cabinet, you’re likely going to forget it within a few minutes.

Let’s talk about why this hap

...
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「役割」
野菜の栽培に失敗すると、人はすぐに土作りが出来てないからと考える。
僕は、このすべての原因を土作りと思ってしまう事が、無肥料栽培の難しさに繋がるのだと思っている。
人に土なんか作れない。この根本的な事を忘れているからダメなのだ。土を作ってるのは、あくまでも草や虫や微生物であって、人は作られた土を利用しているにしか過ぎない。
土作りという発想は、引き算と足し算から始まる。草を引き、虫を殺し、苦土石灰を足し、肥料を足す。それを土作りと思い、ひたすら何が邪魔者なのか、何が足りないかを考える。
それこそが、自然の力で育とうとしている植物の成長の邪魔をしているという事なのである。人の手で作物を育ててやるという驕りからくる発想でもある。
何をしなければならないのかは、とてもシンプルである。
そこに現れる者たちの役割を知る事。その一点のみだと僕は考えている。
草を見ると、畑によって様々である事が分かる。その差は地域差だけの話ではなく、その草が生えてくる理由がその畑によって違っているからだ。
背の高い草が生えれば、土が固い事を教えてくれ、背の低い草で覆われれば、土を守ろうとしている事が分かる。
マメ科が多ければ窒素が少ない事を教え、地下茎の草が多ければ土壌の酸度が狂ってる事を教えてくれる。
アブラムシが来れば、ミネラルが足りない事を教えてくれ、青虫が多ければ、土にリン酸が足りない事を教えてくれる。
オオニジュウヤホシテントウが多ければ風通しが悪い事を教えてくれ、ネキリムシが多ければ、風が強くて寄生蜂がいない事を教えてくれる。
これらは一例ではあるけど、こうやって自然はそこの環境をちゃんと教えてくれている。あとは人間たちがそれをどう解釈し、何をしてしまったがために作物の成長を邪魔してしまったかを知る事だけである。
植物は、成長する事を諦めるのは当たり前の事である。それは動物とは全く違う一面でもある。
彼らは成長を諦める事で、自分の役割を見つける。種を残す個体がいて、土に戻って次の植物が成長するための糧となる個体がいる。それが役割というものである。
土を作っているのは植物であり、虫であり、微生物たちである。この事を理解すると、無肥料栽培への道が拓かれる。
人は、そこに現れる現象を観察し、メッセージを汲み取り、少しだけ手を加えて、人の手で加速させてあげるだけなのである。
※無肥料栽培を実現する本 https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/4865461531/
#植物の成長 #土作り
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役割|象牙の塔の住人 無肥料栽培家 岡本よりたか
土に触れる ミネラル貯金 役割 2017-04-05 23:45:14 テーマ: 栽培 [imagelink] <span>「役割」 野菜の栽培に失敗すると、人はすぐに土作りが出来てないからと考える。 僕は、このすべての原因を土作りと思ってしまう事が、無肥料栽培の難しさに繋がるのだと思っている。 人に土なんか作れない。この根本的な事を忘れているからダメなのだ。土を作ってるのは、あくまでも草や虫や微生物であって、人は作られた土を利用しているにしか過ぎない。 土作りという発想は、引き算と足し算から始まる。草を引き、虫を殺し、苦土石灰を足し、肥料を足す。それを土作りと思い、ひたすら何が邪魔者なのか、何が足りないかを考える。 それこそが、自然の力で育とうとしている植物の成長の邪魔をしているという事なのである。人の手で作物を育ててやるという驕りからくる発想でもある。 何をしなければならないのかは、とてもシンプルである。 そこに現れる者たちの役割を知る事。その一点のみだと僕は考えている。 草を見ると、畑によって様々である事が分かる。その差は地域差だけの話ではなく、その草が生えてくる理由がその畑によって違っているからだ。 背の高い草が生えれば、土が固い事を教えてくれ、背の低い草で覆われれば、土を守ろうとしている事が分かる。 マメ科が多ければ窒素が少ない事を教え、地下茎の草が多ければ土壌の酸度が狂ってる事を教えてくれる。 アブラムシが来れば、ミネラルが足りない事を教えてくれ、青虫が多ければ、土にリン酸が足りない事を教えてくれる。 オオニジュウヤホシテントウが多ければ風通しが悪い事を教えてくれ、ネキリムシが多ければ、風が強くて寄生蜂がいない事を教えてくれる。 これらは一例ではあるけど、こうやって自然はそこの環境をちゃんと教えてくれている。あとは人間たちがそれをどう解釈し、何をしてしまったがために作物の成長を邪魔してしまったかを知る事だけである。 植物は、成長する事を諦めるのは当たり前の事である。それは動物とは全く違う一面でもある。 彼らは成長を諦める事で、自分の役割を見つける。種を残す個体がいて、土に戻って次の植物が成長するための糧となる個体がいる。それが役割というものである。 土を作っているのは植物であり、虫であり、微生物たちである。この事を理解すると、無肥料栽培への道が拓かれる。 人は、そこに現れる現象を観察し、メッセージを汲み取り、少しだけ手を加えて、人の手で加速させてあげるだけなのである。 ※無肥料栽培を実現する本 https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/4865461531/ #植物の成長#土作り いいね! コメントする




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「ブロッコリー考」
ブロッコリーの葉は、クネクネと折り曲がるように広がる。上に伸びながら、水平に伸びる部分がある。
何故なんだろうと考えてみる。
はるか昔、アブラナ科の野菜は、蝶と共生関係にあるのではと僕は推測した。実際、モンシロチョウはキャベツの外葉に卵を産み、青虫を育てる。キャベツは青虫に糞をさせることで土にリン酸を補給する。
大量に与える訳ではないからどの程度土が肥沃になるかは分からないが、そういう生態であるのは間違いなく、青虫を取らないでおくと、葉はボロボロになるが、最終的には卵までも食い尽くされ、キャベツから消えていく。
ブロッコリーは同じアブラナ科であるが、キャベツとは姿形が違う。しかし、理屈は同じはずだ。モンシロチョウに卵を産ませ、青虫を這いまわらせているのではないか。
ブロッコリーは、キャベツの葉のように巻くことはない。そのため、中心の花芽の部分を守るように葉を立たせる。花芽を取り囲むことで、冷たい風を防御しているのだ。
ブロッコリーにやってきたモンシロチョウは、もちろん、横に広がる下の外葉に卵を産み付けるが、葉が巻かないので、青虫たちは全ての葉にやってくる。もちろん花芽にも。
そこでブロッコリーは考えた。蛙にボディガードを頼むのはどうだろうかと。
ボディガードというのはよくある現象で、例えばカラスノエンドウは葉の先から糖を出して蟻を引きつけるという有名な話がある。蟻がボディガードだ。豆科は未熟豆が発する匂いで亀虫を呼びつける。亀虫がボディガードであり、今度は蟻が寄り付かなくなる。
それぞれに来て欲しい虫、来て欲しくない虫がいるので、創意工夫をしているという。
ブロッコリーの葉は、立っていても、所々水平部分があり、蛙が座りやすい。わざわざこの形にして、蛙を呼び込む。蛙はここでジッとして、虫がやって来るのを待っている。青虫やアブラムシだ。そのおかげで、少なくとも冬の間はブロッコリーは激しく虫食いに会うことがない。
もちろん推測である。推測であるが、頭で考えただけの話ではない。こうした推測を理屈だけで否定する農家がいたりするのだが、僕は全く議論するつもりはなく、人それぞれの考え方でいいのだと思う。
少なくとも、僕はそう理解したのだが、そうすると色んな現象が有機的に繋がり、多くの栽培のヒントを得られる。そして随分役に立ってきた。だから、推測する事はとても好きだ。
短い文章では説明しきれないし、説明してもあまり意味がないと思うので、詳しくはセミナーで訊いて欲しいが、畑をやっている人、プランターをやっている人は、多くのことを見過ごさないで、是非時間のある限りは、野菜を観察して欲しいと思う。
新しい発見は、推測から始まるから。
●11/5日(土) ・6日(日) 「自然農法合宿」in静岡 https://www.facebook.com/yoritaka.okamoto/posts/1142671255814045
●‎ 11/12・13日 「岡本よりたか氏によるベランダ自然農園セミナー」in大阪 https://www.facebook.com/events/638340286344583/
●岡本よりたか氏による【無肥料栽培セミナー~10月スタート継続セミナー】in埼玉 http://smile-table.jp/160911b/
●岡本よりたか氏による【無肥料栽培セミナー~10月スタート継続セミナー】in神奈川 https://www.facebook.com/events/521430994714676/
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ブロッコリー考|象牙の塔の住人 無肥料栽培家 岡本よりたか
考える 農家の後ろ姿 ブロッコリー考 2016-10-28 20:39:53 テーマ: 栽培 [imagelink] <span>「ブロッコリー考」 ブロッコリーの葉は、クネクネと折り曲がるように広がる。上に伸びながら、水平に伸びる部分がある。 何故なんだろうと考えてみる。 はるか昔、アブラナ科の野菜は、蝶と共生関係にあるのではと僕は推測した。実際、モンシロチョウはキャベツの外葉に卵を産み、青虫を育てる。キャベツは青虫に糞をさせることで土にリン酸を補給する。 大量に与える訳ではないからどの程度土が肥沃になるかは分からないが、そういう生態であるのは間違いなく、青虫を取らないでおくと、葉はボロボロになるが、最終的には卵までも食い尽くされ、キャベツから消えていく。 ブロッコリーは同じアブラナ科であるが、キャベツとは姿形が違う。しかし、理屈は同じはずだ。モンシロチョウに卵を産ませ、青虫を這いまわらせているのではないか。 ブロッコリーは、キャベツの葉のように巻くことはない。そのため、中心の花芽の部分を守るように葉を立たせる。花芽を取り囲むことで、冷たい風を防御しているのだ。 ブロッコリーにやってきたモンシロチョウは、もちろん、横に広がる下の外葉に卵を産み付けるが、葉が巻かないので、青虫たちは全ての葉にやってくる。もちろん花芽にも。 そこでブロッコリーは考えた。蛙にボディガードを頼むのはどうだろうかと。 ボディガードというのはよくある現象で、例えばカラスノエンドウは葉の先から糖を出して蟻を引きつけるという有名な話がある。蟻がボディガードだ。豆科は未熟豆が発する匂いで亀虫を呼びつける。亀虫がボディガードであり、今度は蟻が寄り付かなくなる。 それぞれに来て欲しい虫、来て欲しくない虫がいるので、創意工夫をしているという。 ブロッコリーの葉は、立っていても、所々水平部分があり、蛙が座りやすい。わざわざこの形にして、蛙を呼び込む。蛙はここでジッとして、虫がやって来るのを待っている。青虫やアブラムシだ。そのおかげで、少なくとも冬の間はブロッコリーは激しく虫食いに会うことがない。 もちろん推測である。推測であるが、頭で考えただけの話ではない。こうした推測を理屈だけで否定する農家がいたりするのだが、僕は全く議論するつもりはなく、人それぞれの考え方でいいのだと思う。 少なくとも、僕はそう理解したのだが、そうすると色んな現象が有機的に繋がり、多くの栽培のヒントを得られる。そして随分役に立ってきた。だから、推測する事はとても好きだ。 短い文章では説明しきれないし、説明してもあまり意味がないと思うので、詳しくはセミナーで訊いて欲しいが、畑をやっている人、プランターをやっている人は、多くのことを見過ごさないで、是非時間のある限りは、野菜を観察して欲しいと思う。 新しい発見は、推測から始まるから。 ●11/5日(土) ・6日(日) 「自然農法合宿」in静岡 https://www.facebook.com/yoritaka.okamoto/posts/1142671255814045 ●‎ 11/12・13日 「岡本よりたか氏によるベランダ自然農園セミナー」in大阪 https://www.facebook.com/events/638340286344583/ ●岡本よりたか氏による【無肥料栽培セミナー~10月スタート継続セミナー】in埼玉 http://smile-table.jp/160911b/ ●岡本よりたか氏による【無肥料栽培セミナー~10月スタート継続セミナー】in神奈川 https://www.facebook.com/events/521430994714676/ いいね! リブログする




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[imagelink] 「畑の硬盤層」

ちょいとだけ専門的なこと。

畑を掘って行くと、必ず30センチほどしたところで硬い層にぶつかる。これを硬盤層という。

まず、一般常識の話からしてみる。

この層はトラクターなどの重機が何度も通っているために出来る層である。そのため畑や田んぼなどでは、必ずこの層にぶつかるので、この層を壊さないと根が張らず、作物が出来にくい。

この層の下には豊富な栄養があり、この層を壊すと作物は大きく育ち、水はけも良くなるので、自然栽培などでは大麦などの根が深い作物で壊すのが良い。

さて、この説は、必ずしも正確には事実を伝えていないと、僕は思う。

まず硬盤層はどんな場所にも存在する。自然界においては、むしろこの層がないと作物は生きられない。それと、この層の下には確かに栄養素はある。だが、それは必ずしも作物に取って必要とは限らない。もう一つ。大麦では硬盤層は簡単には壊れない。

さて、硬盤層というものがどういうものか説明しておくと、ここは粘土質の土であり、微生物は少ない。この層は自然界においては重要な意味があり、本来、雨による浸水で水が溜まる層である。植物はこの層がないと生きられない。これが正確であろう。

なので、僕が無肥料栽培で土と対峙してきた結果、分かった事を幾つか書いておく。

硬盤層には3種類ある。一つは自然界に存在する硬盤層。これは一見硬い層なのだが、植物の根からしたら大して硬くはない。ここに水があり、植物へと供給している。

もう一つは耕盤層。これは重機などが何度も踏み固めたために出来る層。この層はせいぜい15〜20センチ辺りで存在する。この層には微生物が生息できないために、非常に硬い層となり、水すら吸い込まなくなる。さらには、植物の根も伸びるのを嫌って、根の深い作物は成長が悪くなる。畑にも確かにあるが、住宅地の庭に多い。

最後の一つは、肥毒層。肥料分、特に消石灰やリン酸が溜まり込んだ層。この層は自然界に普通に存在する硬盤層に化学物質が染み込んだ結果であり、酸素を手放したリンや石灰はかなり硬い層となって、植物の生息を阻害する。耕盤層が肥毒層に変わる事も多い。

なので、掘ってみたら硬い層があったからと、慌てて壊そうとすると、それが自然界にとって必要な硬盤層であった場合、作物への水補給路が断たれ、天気が続くと、常に潅水しなければ枯れてしまう畑を作り出してしまう。

大麦で壊すという話はよく聞くが、麦農家の僕の感覚では、大麦ぐらいでは、耕盤層や肥毒層は壊れない。自然界に存在する硬盤層に関しては、もちろん壊れない。当たり前だ。水補給路としての大切な硬盤層など、植物がわざわざ壊すはずがないからだ。

ちなみに、耕盤層や肥毒層の下にはカリウムが豊富な土があるという定説がある。カリウムがあると根の生育が促進され、植物の生育も良くなる。これは事実であろう。山の鉱石が雨の侵食で流れてきて大地が出来たのだから、当然と言えは当然。

しかし流亡しやすいカリウムが残っているのは、耕盤層があり、水が流れ込まないからであり、水が地中深く流れ出したら、カリウムも流亡するのではなかろうか。根は通るが、水は溜め込んでくれる自然界の硬盤層だからこそ、このカリウムの意味があるということ。

さて、この3つの見分け方と壊し方はセミナーでジックリお話するので、ご興味のある方は是非参加して欲しい。
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畑の硬盤層|象牙の塔の住人 無肥料栽培家 岡本よりたか
雑草を刈るタイミン・・・ 生きる権利を奪う遺・・・ 畑の硬盤層 2016-05-09 00:00:00 テーマ: 栽培 [imagelink] <span>「畑の硬盤層」 ちょいとだけ専門的なこと。 畑を掘って行くと、必ず30センチほどしたところで硬い層にぶつかる。これを硬盤層という。 まず、一般常識の話からしてみる。 この層はトラクターなどの重機が何度も通っているために出来る層である。そのため畑や田んぼなどでは、必ずこの層にぶつかるので、この層を壊さないと根が張らず、作物が出来にくい。 この層の下には豊富な栄養があり、この層を壊すと作物は大きく育ち、水はけも良くなるので、自然栽培などでは大麦などの根が深い作物で壊すのが良い。 さて、この説は、必ずしも正確には事実を伝えていないと、僕は思う。 まず硬盤層はどんな場所にも存在する。自然界においては、むしろこの層がないと作物は生きられない。それと、この層の下には確かに栄養素はある。だが、それは必ずしも作物に取って必要とは限らない。もう一つ。大麦では硬盤層は簡単には壊れない。 さて、硬盤層というものがどういうものか説明しておくと、ここは粘土質の土であり、微生物は少ない。この層は自然界においては重要な意味があり、本来、雨による浸水で水が溜まる層である。植物はこの層がないと生きられない。これが正確であろう。 なので、僕が無肥料栽培で土と対峙してきた結果、分かった事を幾つか書いておく。 硬盤層には3種類ある。一つは自然界に存在する硬盤層。これは一見硬い層なのだが、植物の根からしたら大して硬くはない。ここに水があり、植物へと供給している。 もう一つは耕盤層。これは重機などが何度も踏み固めたために出来る層。この層はせいぜい15〜20センチ辺りで存在する。この層には微生物が生息できないために、非常に硬い層となり、水すら吸い込まなくなる。さらには、植物の根も伸びるのを嫌って、根の深い作物は成長が悪くなる。畑にも確かにあるが、住宅地の庭に多い。 最後の一つは、肥毒層。肥料分、特に消石灰やリン酸が溜まり込んだ層。この層は自然界に普通に存在する硬盤層に化学物質が染み込んだ結果であり、酸素を手放したリンや石灰はかなり硬い層となって、植物の生息を阻害する。耕盤層が肥毒層に変わる事も多い。 なので、掘ってみたら硬い層があったからと、慌てて壊そうとすると、それが自然界にとって必要な硬盤層であった場合、作物への水補給路が断たれ、天気が続くと、常に潅水しなければ枯れてしまう畑を作り出してしまう。 大麦で壊すという話はよく聞くが、麦農家の僕の感覚では、大麦ぐらいでは、耕盤層や肥毒層は壊れない。自然界に存在する硬盤層に関しては、もちろん壊れない。当たり前だ。水補給路としての大切な硬盤層など、植物がわざわざ壊すはずがないからだ。 ちなみに、耕盤層や肥毒層の下にはカリウムが豊富な土があるという定説がある。カリウムがあると根の生育が促進され、植物の生育も良くなる。これは事実であろう。山の鉱石が雨の侵食で流れてきて大地が出来たのだから、当然と言えは当然。 しかし流亡しやすいカリウムが残っているのは、耕盤層があり、水が流れ込まないからであり、水が地中深く流れ出したら、カリウムも流亡するのではなかろうか。根は通るが、水は溜め込んでくれる自然界の硬盤層だからこそ、このカリウムの意味があるということ。 さて、この3つの見分け方と壊し方はセミナーでジックリお話するので、ご興味のある方は是非参加して欲しい。 いいね! コメントする




A key element in combining culture study with language learning is to assign an oral presentation
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「雑草を刈るタイミング」

畑にマメ科の雑草が生えていたら、慌てて刈り取ってはいけない。いや、正確に言えば、 マメ科の雑草の生育が栄養成長をしている間は刈ってはならない。

でも、生殖成長を始める前には刈り取らなくてはならない。土を肥沃にするためには、雑草の刈り方に気をつける必要があり、この理屈は全ての雑草に当てはまる。

マメ科の雑草に関しては分かりやすいし、理由も明確であるが、他の科の雑草だと、これがなかなかの困難な見極めタイミングがあって、これは経験則からしか答えは出てこないものだ。

様々な科の雑草があるから、刈り取るタイミングと言われても、じゃあマメ科は刈ってキク科は残すなんて器用な草刈りは大変極まりなく、無理だろう。

だから、多くの雑草の生育をタイムライン化し、多くの妥協も取り込みながら、かつ作物栽培のタイミングも加味しつつ、ここだ!というタイミングでやるしかない。

ただの草刈りなのだが、化学肥料や農薬を使う人たちのように、伸びたら刈ればいいなんて安直な事ではなく、雑草も栽培テクニックのアイテムなのだから、こうした経験則が、無肥料栽培の成否を大きく分けてしまうものである。

こういう事を次の人たちへと伝えていかないと、無肥料栽培はやがて消えて行く運命にあるだろうと思う。以前は家庭菜園をターゲットに、とにかく手にした種を蒔くことを命題としてきたから、そうしたテクニックに関しては話してこなかった。

でも、それではダメなんだと気付いた。失敗をする人が増えると、淘汰されてしまう栽培法へと向かってしまうからだ。やっぱり、会得したテクニックは全て解放していかなくてはならない。

全ては観察と実験から導かれるテクニックであり、つまりは自然界が行っている事の模倣であり、そして、地球環境と我々の健康を守る大切なテクノロジーであるという事だ。

今年の無肥料栽培セミナーは、絶対に上手くいく方法論を伝えていく事にしようと思う。
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雑草を刈るタイミング|象牙の塔の住人 無肥料栽培家 岡本よりたか
次へ 畑の硬盤層 雑草を刈るタイミング 2016-05-11 00:00:00 テーマ: 栽培 [imagelink] <span>「雑草を刈るタイミング」 畑にマメ科の雑草が生えていたら、慌てて刈り取ってはいけない。いや、正確に言えば、 マメ科の雑草の生育が栄養成長をしている間は刈ってはならない。 でも、生殖成長を始める前には刈り取らなくてはならない。土を肥沃にするためには、雑草の刈り方に気をつける必要があり、この理屈は全ての雑草に当てはまる。 マメ科の雑草に関しては分かりやすいし、理由も明確であるが、他の科の雑草だと、これがなかなかの困難な見極めタイミングがあって、これは経験則からしか答えは出てこないものだ。 様々な科の雑草があるから、刈り取るタイミングと言われても、じゃあマメ科は刈ってキク科は残すなんて器用な草刈りは大変極まりなく、無理だろう。 だから、多くの雑草の生育をタイムライン化し、多くの妥協も取り込みながら、かつ作物栽培のタイミングも加味しつつ、ここだ!というタイミングでやるしかない。 ただの草刈りなのだが、化学肥料や農薬を使う人たちのように、伸びたら刈ればいいなんて安直な事ではなく、雑草も栽培テクニックのアイテムなのだから、こうした経験則が、無肥料栽培の成否を大きく分けてしまうものである。 こういう事を次の人たちへと伝えていかないと、無肥料栽培はやがて消えて行く運命にあるだろうと思う。以前は家庭菜園をターゲットに、とにかく手にした種を蒔くことを命題としてきたから、そうしたテクニックに関しては話してこなかった。 でも、それではダメなんだと気付いた。失敗をする人が増えると、淘汰されてしまう栽培法へと向かってしまうからだ。やっぱり、会得したテクニックは全て解放していかなくてはならない。 全ては観察と実験から導かれるテクニックであり、つまりは自然界が行っている事の模倣であり、そして、地球環境と我々の健康を守る大切なテクノロジーであるという事だ。 今年の無肥料栽培セミナーは、絶対に上手くいく方法論を伝えていく事にしようと思う。 いいね! コメントする




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「荒地の再生」
今年の実験圃場は手強い。
耕作放棄地ではなく、ガッツリと苦土石灰や化学肥料、化学農薬の入った圃場であり、そろそろ、それらの効き目が無くなって来た土。
そうなるとほぼ砂漠である。微生物が少ないのは、この草を見ると分かる。これはオオアレチノギクだと思うが、ヒメムカシヨモギとも似ている。いずれにしろ荒地に芽吹く草。直根の長い根を張る。
この草が生える最大の理由は土が硬いからであり、かつ痩せているからである。この草を抜くと土はフカフカに柔らかくなる。
それにしても、最も無肥料栽培には向かない土のようである。なので、何を栽培しても元気には育たない。
今年で二年目の挑戦だが、去年はアカザが死ぬほど生えてきた。どうやら今年も去年よりは勢いはないが、間違いなく生えて来ている。
しかし、この土だからこそ面白いとも言える。この土を再生できれば怖いものはない。以前のセミナーではこういう土は雑草を生やせばいいと言って来た。もちろん、それは間違いないのだが、いかんせん、直ぐに無肥料でも使える畑にしたい。
ある手順を踏めば再生するという手掛かりを見つけた。恐らく同じような畑で困っている人たちもいるだろうから、直ぐに書きたいところだが、そんなに簡単には説明できる話ではない(笑)。
自然栽培勉強会的には、おそらくこう言うだろう。まずは麦を蒔きなさい。あるいは燕麦を蒔きなさい。育ったら麦を刈って漉き込みなさい。次に大豆を育てなさい。それでもダメならそれを数年繰り返しなさい。
うーん、何年掛かるのだろうか。なので、理屈で考える。つまりは、植物が成長するのに必要な多量元素と微量元素が足りないということだ。あとは硬い層を壊すこと。
多量元素とは、作物が多量に使用する元素の事で、いわゆる窒素、リン酸、カリの三大元素に酸素や炭素、水素などの水や呼吸から得られるものだが、それらの吸収には、これ以外の多量元素や微量元素の力が必要である。この二つの事を考えない人が多い。
他の多量元素や微量元素がないと植物は窒素、リン酸、カリを取り込めないだけではなく、微量元素のバランスが狂うだけでも植物は成長を止める。だから、まず最初に行わなくてはならないのは他の多量元素と微量元素の補充である。
一般的な栽培では、それを化学資材で補う。かつ、硬い層はトラクターで壊す。だから、それを単純に、自然界の物で補えばいいという事になる。
一度補えば作物が育つ。育ってしまえば、あとは作物が行う自然の循環が始まる。いわゆる窒素と炭素の循環である。これは作物でやる方がいい。雑草でもいいのだが、雑草たちの循環が止まらなくなるので、出来たら作物で。
無肥料栽培セミナーでは、それらの具体的な手順を話していこうと思う。おそらくそんな畑ばかりだから、この方法が成功すれば、無肥料栽培が簡単になるはずである。
以下の場所で無肥料セミナーを行うので、詳細はメッセージで問い合わせ願いたい。
【無肥料セミナー情報】 7/31 福井県 https://www.facebook.com/events/281929738812133/
8/6-7 静岡県 集中合宿セミナー(三浦伸章氏との合同セミナー) https://amabileizu.com/health_program.html
8/20 福岡県 以下は7/16のイベントだが問い合わせ可能。満席にてキャンセル待ちの可能性あり。 https://www.facebook.com/events/498130360387706/
8/21 広島県 連続セミナーの4回目。単発受講可能。 https://www.facebook.com/events/567956966707379/
8/27 新潟県 詳細未定
8/28 岡山県 詳細未定
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荒地の再生|象牙の塔の住人 無肥料栽培家 岡本よりたか
一番花 聖なる仕事 荒地の再生 2016-07-16 10:20:21 テーマ: 栽培 [imagelink] <span>「荒地の再生」 今年の実験圃場は手強い。 耕作放棄地ではなく、ガッツリと苦土石灰や化学肥料、化学農薬の入った圃場であり、そろそろ、それらの効き目が無くなって来た土。 そうなるとほぼ砂漠である。微生物が少ないのは、この草を見ると分かる。これはオオアレチノギクだと思うが、ヒメムカシヨモギとも似ている。いずれにしろ荒地に芽吹く草。直根の長い根を張る。 この草が生える最大の理由は土が硬いからであり、かつ痩せているからである。この草を抜くと土はフカフカに柔らかくなる。 それにしても、最も無肥料栽培には向かない土のようである。なので、何を栽培しても元気には育たない。 今年で二年目の挑戦だが、去年はアカザが死ぬほど生えてきた。どうやら今年も去年よりは勢いはないが、間違いなく生えて来ている。 しかし、この土だからこそ面白いとも言える。この土を再生できれば怖いものはない。以前のセミナーではこういう土は雑草を生やせばいいと言って来た。もちろん、それは間違いないのだが、いかんせん、直ぐに無肥料でも使える畑にしたい。 ある手順を踏めば再生するという手掛かりを見つけた。恐らく同じような畑で困っている人たちもいるだろうから、直ぐに書きたいところだが、そんなに簡単には説明できる話ではない(笑)。 自然栽培勉強会的には、おそらくこう言うだろう。まずは麦を蒔きなさい。あるいは燕麦を蒔きなさい。育ったら麦を刈って漉き込みなさい。次に大豆を育てなさい。それでもダメならそれを数年繰り返しなさい。 うーん、何年掛かるのだろうか。なので、理屈で考える。つまりは、植物が成長するのに必要な多量元素と微量元素が足りないということだ。あとは硬い層を壊すこと。 多量元素とは、作物が多量に使用する元素の事で、いわゆる窒素、リン酸、カリの三大元素に酸素や炭素、水素などの水や呼吸から得られるものだが、それらの吸収には、これ以外の多量元素や微量元素の力が必要である。この二つの事を考えない人が多い。 他の多量元素や微量元素がないと植物は窒素、リン酸、カリを取り込めないだけではなく、微量元素のバランスが狂うだけでも植物は成長を止める。だから、まず最初に行わなくてはならないのは他の多量元素と微量元素の補充である。 一般的な栽培では、それを化学資材で補う。かつ、硬い層はトラクターで壊す。だから、それを単純に、自然界の物で補えばいいという事になる。 一度補えば作物が育つ。育ってしまえば、あとは作物が行う自然の循環が始まる。いわゆる窒素と炭素の循環である。これは作物でやる方がいい。雑草でもいいのだが、雑草たちの循環が止まらなくなるので、出来たら作物で。 無肥料栽培セミナーでは、それらの具体的な手順を話していこうと思う。おそらくそんな畑ばかりだから、この方法が成功すれば、無肥料栽培が簡単になるはずである。 以下の場所で無肥料セミナーを行うので、詳細はメッセージで問い合わせ願いたい。 【無肥料セミナー情報】 7/31 福井県 https://www.facebook.com/events/281929738812133/ 8/6-7 静岡県 集中合宿セミナー(三浦伸章氏との合同セミナー) https://amabileizu.com/health_program.html 8/20 福岡県 以下は7/16のイベントだが問い合わせ可能。満席にてキャンセル待ちの可能性あり。 https://www.facebook.com/events/498130360387706/ 8/21 広島県 連続セミナーの4回目。単発受講可能。 https://www.facebook.com/events/567956966707379/ 8/27 新潟県 詳細未定 8/28 岡山県 詳細未定 いいね! リブログする




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「酸度」
酸度が5を切りそうな様子の圃場。化学肥料と化学農薬を使い、それが抜けてきた時に起こる禁断症状なんだよね。
草の様子で一目でわかる。アカザ、メヒシバ、アレチノグサばかりが目立つ草勢で、背が高くなる草が多い。案の定、酸性土壌。
酸性雨が降る日本は酸性土壌が多く、野菜は弱酸性〜弱アルカリ性じゃないと成長が悪い。リン酸などの吸収が活性しないからだ。
酸度が5を切ると、さすがに幾ら何でも栽培は難しい。草に多様性があれば6から6.5は通常はあるものだけど、やっはり化学肥料は困ったものだ。苦土石灰が手放せなくなるのも致し方ない。
しかし、この石灰が曲者で、雨で流れ出した石灰は硬盤層にしみ込み、土をコンクリートのように固める。こうした畑では、どうにも野菜が育たない。
どうするか思案してみたが、既に野菜が育ってしまったので、今更、土の再生のために耕運も出来ない。
で、一考してみた。土をアルカリ性に寄せる草を生やしてみる。いや、来年までには変わるだろうがとても間に合わない(笑)。
草木灰を作り土に混ぜ込む。んー、野菜の植え付け前なら効果的だが、もう無理な状態。
灰を野菜の周りに撒いて、部分的な改造を施す。効果はあるだろうが、雨で染み込んでからジワジワ効いてくるので、遅効性過ぎて実験にはならず、次に活かせないかな。でもやる価値はある。
で、結局こうする。灰を水に混ぜる。灰に含まれるマグネシウムやカルシウムは水溶性ではないだろう。だが、炭酸カリウムは水溶性ではないだろうか。灰を水に混ぜて上澄みを撒けば炭酸カリウムの効果でアルカリ性に少し寄るのではないだろうか。
という推測をして撒いてみたのが、実は今から8年前(笑)。当時はちゃんと効果が確認できたので、今でも糠、油粕、草木灰で液肥を作る方法はたまにやってみたりする。有機栽培に近いといえば近いが。
よし、この圃場の作物にも草木灰を使ってみることにしよう。セミナーではたまにやってみるが、自分の畑でやるのは8年ぶりかな…。
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酸度|象牙の塔の住人 無肥料栽培家 岡本よりたか
クズな奴をコケにす・・・ 一番花 酸度 2016-07-19 10:18:08 テーマ: 栽培 [imagelink] <span>「酸度」 酸度が5を切りそうな様子の圃場。化学肥料と化学農薬を使い、それが抜けてきた時に起こる禁断症状なんだよね。 草の様子で一目でわかる。アカザ、メヒシバ、アレチノグサばかりが目立つ草勢で、背が高くなる草が多い。案の定、酸性土壌。 酸性雨が降る日本は酸性土壌が多く、野菜は弱酸性〜弱アルカリ性じゃないと成長が悪い。リン酸などの吸収が活性しないからだ。 酸度が5を切ると、さすがに幾ら何でも栽培は難しい。草に多様性があれば6から6.5は通常はあるものだけど、やっはり化学肥料は困ったものだ。苦土石灰が手放せなくなるのも致し方ない。 しかし、この石灰が曲者で、雨で流れ出した石灰は硬盤層にしみ込み、土をコンクリートのように固める。こうした畑では、どうにも野菜が育たない。 どうするか思案してみたが、既に野菜が育ってしまったので、今更、土の再生のために耕運も出来ない。 で、一考してみた。土をアルカリ性に寄せる草を生やしてみる。いや、来年までには変わるだろうがとても間に合わない(笑)。 草木灰を作り土に混ぜ込む。んー、野菜の植え付け前なら効果的だが、もう無理な状態。 灰を野菜の周りに撒いて、部分的な改造を施す。効果はあるだろうが、雨で染み込んでからジワジワ効いてくるので、遅効性過ぎて実験にはならず、次に活かせないかな。でもやる価値はある。 で、結局こうする。灰を水に混ぜる。灰に含まれるマグネシウムやカルシウムは水溶性ではないだろう。だが、炭酸カリウムは水溶性ではないだろうか。灰を水に混ぜて上澄みを撒けば炭酸カリウムの効果でアルカリ性に少し寄るのではないだろうか。 という推測をして撒いてみたのが、実は今から8年前(笑)。当時はちゃんと効果が確認できたので、今でも糠、油粕、草木灰で液肥を作る方法はたまにやってみたりする。有機栽培に近いといえば近いが。 よし、この圃場の作物にも草木灰を使ってみることにしよう。セミナーではたまにやってみるが、自分の畑でやるのは8年ぶりかな…。 いいね! リブログする




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「水」
植物は、太陽光と空気と土と、そして水で育つ。水は植物が光合成をするために必要な要素の一つである。だが、化学式でいう2H₂Oが必要という単純な話ではない。
水と言っても色々な水がある。例えば、雨水、雪解け水、河川の水、地下水、水道水。これらを同じ水だと思っているとするなら、貴方は栽培に失敗する可能性が高いと言わざるをえない。
こんな経験があるだろうか。育苗しているポットの土がガチガチに硬くなり育たない。プランター栽培の土がどんどん沈んできて、硬くなり、作物の成長が止まる。なぜかいつも病気になるとか、虫食いが酷いとか。
それらの原因が水にあったという可能性は捨てきれない。いや、むしろ、上手に栽培できない人の中には、水に対する意識が低い人がいるのは事実だ。
雨や河川の水は単純な水ではない。水を構成する元素は2H₂Oではあるが、実際には、この化学式だけでは表せない多くのミネラルが含有する。例えば以下の通りだ。
・カルシウム(Ca) ・マグネシウム(Mg) ・ナトリウム(Na) ・カリウム(K) ・※リン(P) ・重炭酸イオン(HCO3-) ・硫酸イオン(SO₄²⁻) ・塩化物イオン(Cl⁻) ・ケイ酸(SiO₂) ※河川には含まれない事がある
これ以外にも、鉄(Fe)、亜鉛(Zn)、銅(Cu)、ホウ素(B)が含まれる可能性がある。
では、水道水はどうだろうか。含まれているとしても以下のようなものだが、これらには、含有量の規制があるため、見事に濾過されており、あってもごく僅かである。安全を生み出すがために、水は単なる2H₂Oに削ぎ落とされる。
・ナトリウム(Na) ・塩化物イオン(Cl⁻) ・フッ素(F) ・ホウ素(B) (マグネシウム、カルシウムは含まれる可能性はあるが、ほぼゼロに近い)
ミネラルバランスと土壌微生物のバランスは密接な関係にある。土壌のミネラルバランスが狂うと、微生物も同様にバランスを崩し、多くは死滅する。
ミネラルのない水を土壌に与え続けると、ミネラルが土からどんどん流亡してゆく。ミネラルが消えると、土壌微生物も消え、土の生命活動が停止し、空気層が無くなって、硬く締まってくる。硬く締まれば好気性の微生物はさらに棲息出来ずに、「死に土」となる。
栽培に使用する水は雪解け水がいい。雨水でもいい。それが無理なら河川の水。次に地下水。それも無理ならミネラル水。それも高価で無理なら水道水となってしまうが、その場合はミネラルの補給を考えてあげる必要がある。
ミネラルを、多く含むものといえば草木灰だろう。僅かにパラパラと掛けてから水を撒くだけでミネラル補給が出来る。僅かでよい。プランターなら水やりの時にジョーロの中にひとつまみ。
自然栽培だ、自然農法だといったところで、人間が自然破壊をした畑やプランターで栽培するのだから、ただ土があればいいということでは決してない。
栽培なんて、どうせ人の手で管理せざるをえないのだから、しっかりとしたミネラルバランスも考えるべきだと思う。その時に使用する物が、そこに元々存在するものであれば更に良いだろう。
だから僕の無肥料栽培では、雑草を燃やした草木灰を利用する。動物だろうが植物だろうが、ミネラルの補給が重要だから。 #ミネラルバランス #ミネラル水 #雪解け水 #雨水 #プランター栽培 #地下水 #水道水 #ミネラル補給
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水|象牙の塔の住人 無肥料栽培家 岡本よりたか
自然 花束③ 水 2017-02-08 11:34:13 テーマ: 栽培 [imagelink] <span>「水」 植物は、太陽光と空気と土と、そして水で育つ。水は植物が光合成をするために必要な要素の一つである。だが、化学式でいう2H₂Oが必要という単純な話ではない。 水と言っても色々な水がある。例えば、雨水、雪解け水、河川の水、地下水、水道水。これらを同じ水だと思っているとするなら、貴方は栽培に失敗する可能性が高いと言わざるをえない。 こんな経験があるだろうか。育苗しているポットの土がガチガチに硬くなり育たない。プランター栽培の土がどんどん沈んできて、硬くなり、作物の成長が止まる。なぜかいつも病気になるとか、虫食いが酷いとか。 それらの原因が水にあったという可能性は捨てきれない。いや、むしろ、上手に栽培できない人の中には、水に対する意識が低い人がいるのは事実だ。 雨や河川の水は単純な水ではない。水を構成する元素は2H₂Oではあるが、実際には、この化学式だけでは表せない多くのミネラルが含有する。例えば以下の通りだ。 ・カルシウム(Ca) ・マグネシウム(Mg) ・ナトリウム(Na) ・カリウム(K) ・※リン(P) ・重炭酸イオン(HCO3-) ・硫酸イオン(SO₄²⁻) ・塩化物イオン(Cl⁻) ・ケイ酸(SiO₂) ※河川には含まれない事がある これ以外にも、鉄(Fe)、亜鉛(Zn)、銅(Cu)、ホウ素(B)が含まれる可能性がある。 では、水道水はどうだろうか。含まれているとしても以下のようなものだが、これらには、含有量の規制があるため、見事に濾過されており、あってもごく僅かである。安全を生み出すがために、水は単なる2H₂Oに削ぎ落とされる。 ・ナトリウム(Na) ・塩化物イオン(Cl⁻) ・フッ素(F) ・ホウ素(B) (マグネシウム、カルシウムは含まれる可能性はあるが、ほぼゼロに近い) ミネラルバランスと土壌微生物のバランスは密接な関係にある。土壌のミネラルバランスが狂うと、微生物も同様にバランスを崩し、多くは死滅する。 ミネラルのない水を土壌に与え続けると、ミネラルが土からどんどん流亡してゆく。ミネラルが消えると、土壌微生物も消え、土の生命活動が停止し、空気層が無くなって、硬く締まってくる。硬く締まれば好気性の微生物はさらに棲息出来ずに、「死に土」となる。 栽培に使用する水は雪解け水がいい。雨水でもいい。それが無理なら河川の水。次に地下水。それも無理ならミネラル水。それも高価で無理なら水道水となってしまうが、その場合はミネラルの補給を考えてあげる必要がある。 ミネラルを、多く含むものといえば草木灰だろう。僅かにパラパラと掛けてから水を撒くだけでミネラル補給が出来る。僅かでよい。プランターなら水やりの時にジョーロの中にひとつまみ。 自然栽培だ、自然農法だといったところで、人間が自然破壊をした畑やプランターで栽培するのだから、ただ土があればいいということでは決してない。 栽培なんて、どうせ人の手で管理せざるをえないのだから、しっかりとしたミネラルバランスも考えるべきだと思う。その時に使用する物が、そこに元々存在するものであれば更に良いだろう。 だから僕の無肥料栽培では、雑草を燃やした草木灰を利用する。動物だろうが植物だろうが、ミネラルの補給が重要だから。 #ミネラルバランス#ミネラル水#雪解け水#雨水#プランター栽培#地下水#水道水#ミネラル補給 いいね! リブログする




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土壌中のミネラル欠乏については?

土から養分を奪取したままでいいのか?連作によるミネラルの欠乏を補充する必要は?

 土中には今後百年から数万年分近くの栄養素が存在していることがわかっています。とりわけリン酸などは、2万年分以上の量があるのです。
 また、リン酸13,000 年分、カリ4,500 年分が土壌中に存在しているというリンゴ園らの報告もあります。 ただ、これらの栄養素は必ずしも有効態(植物が吸収できる状態)にはなってはいないため、一般的な土壌分析では欠乏症を指摘されてしまいます。
 しかしながらたいへん興味深いことに、数十年前に行われた土壌分析と昨今の土壌分析での数値はほぼ同じなのです。このことから、土は肥料を与えられなくても、植物の実りに必要な 栄養素のストックを常に充分に持っており、何らかの働きによって、それらを必要な分だけ利用可能な状態に変換しているという仮説を立てることができそうです。
 これには以下の要素が関わっていると推察されますが、まだ解明には至っていません。

  • 根酸の作用
  • 微生物の共生相互作用
  • 雨等による脱窒
  • 小動物の力
  • 風化や草(雑草等)との関わり


無肥料自然栽培家 明石農園

 植物は、糖質やクエン酸(クエン酸はリン酸塩を溶かす)、各種アミノ酸、ビオチン(VB7)、アルカロイド、酵素、植物ホルモンなどの根酸を自らの根より分泌し、微生物と養分を供給し合い、土壌環境を整えながら共生していることがわかっています。つまり、植物の生育の良し悪しは、根の量や性質にも比例すると考えられます。さらには、根の呼吸物質としての二酸化炭素が炭酸となり、鉱物を溶かします。ただ、ここで肥料を与えすぎると、かなりの量の根が損なわれ、強靭さを失ってしまうのです。

私たち人間の場合も、病気治療や健康維持のためにサプリメントなどを多量に摂り続けていると、自力で養分を吸 収したり作り出したり免疫力を高めたりする力が弱まり、本来備わっていたはずの免疫力や自然治癒力、体力が衰え ていきます。同様に、作物も外から肥料を得ることによって、自身の持つ働きを損ねてしまうのではないでしょうか。

無肥料自然栽培 目次

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sunsmile | ̵ÈîÎÁ¼«Á³ºÏÇÝ
者様 卸販売(業者様) イベント 講演会 放射能測定 スタッフ 店舗案内 武術 治療院 ヒーリングセラピー 特定商取引法表記 社長ブログ 店長ブログ リンク集[imagelink] 取扱店様 サン・スマイルリンク <span>土壌中のミネラル欠乏については? 土から養分を奪取したままでいいのか?連作によるミネラルの欠乏を補充する必要は?  土中には今後百年から数万年分近くの栄養素が存在していることがわかっています。とりわけリン酸などは、2万年分以上の量があるのです。  また、リン酸13,000 年分、カリ4,500 年分が土壌中に存在しているというリンゴ園らの報告もあります。 ただ、これらの栄養素は必ずしも有効態(植物が吸収できる状態)にはなってはいないため、一般的な土壌分析では欠乏症を指摘されてしまいます。  しかしながらたいへん興味深いことに、数十年前に行われた土壌分析と昨今の土壌分析での数値はほぼ同じなのです。このことから、土は肥料を与えられなくても、植物の実りに必要な 栄養素のストックを常に充分に持っており、何らかの働きによって、それらを必要な分だけ利用可能な状態に変換しているという仮説を立てることができそうです。  これには以下の要素が関わっていると推察されますが、まだ解明には至っていません。 根酸の作用 微生物の共生相互作用 雨等による脱窒 小動物の力 風化や草(雑草等)との関わり 無肥料自然栽培家 明石農園  植物は、糖質やクエン酸(クエン酸はリン酸塩を溶かす)、各種アミノ酸、ビオチン(VB7)、アルカロイド、酵素、植物ホルモンなどの根酸を自らの根より分泌し、微生物と養分を供給し合い、土壌環境を整えながら共生していることがわかっています。つまり、植物の生育の良し悪しは、根の量や性質にも比例すると考えられます。さらには、根の呼吸物質としての二酸化炭素が炭酸となり、鉱物を溶かします。ただ、ここで肥料を与えすぎると、かなりの量の根が損なわれ、強靭さを失ってしまうのです。 私たち人間の場合も、病気治療や健康維持のためにサプリメントなどを多量に摂り続けていると、自力で養分を吸 収したり作り出したり免疫力を高めたりする力が弱まり、本来備わっていたはずの免疫力や自然治癒力、体力が衰え ていきます。同様に、作物も外から肥料を得ることによって、自身の持つ働きを損ねてしまうのではないでしょうか。 無肥料自然栽培 目次 はじめに なぜ無肥料? 肥料をやらずに立派に育てる 土壌中のミネラル欠乏については? 作物の微量要素・ミネラル欠乏は? 無肥料自然栽培の生産者 無肥料自然栽培の農産物 これからどうするのか?どうなるのか? 肉食過多の生活と肥料他投入のつながり 無肥料自然栽培 無肥料自然栽培 要旨 無肥料自然栽培 弊社規定




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[imagelink] 「巻かない白菜」

白菜にとって人に食べられることは本意ではない。

白菜の葉は内側に曲がり、結球する事で白菜らしくなるが、本来は葉っぱであるのだから光合成をして炭素化合物を根に供給するために外に広がる方が自然である。

なのに何故日が当たらない様に結球し、決して青くない真っ白な葉になるのか。これにはそれなりの理由がある。

白菜は寒くなるとオーキシンという植物ホルモンの作用により、葉の外側の細胞が肥大化して内側に曲がる。葉は内側から分蘖して増えて行くが、外の葉が曲がるために中に留まることになる。しかもどんどん増えて硬く巻く。

実は硬く巻くことにより、白菜の中心にある茎の先端、つまり花を咲かせ、種を付ける成長点を守ろうとしているのだ。作物であろうが、食べられることが本意ではなく、種を残すことが最大の目的であるからだ。

内側の葉は光合成が出来ずに白くなる。そうすると、虫の好きなアミノ酸や糖が出来にくい。糖やアミノ酸がないので窒素によってたんばく質を作る必要もないから、窒素も対流せず、虫にとってはなんの魅力もなくなる。だから、虫は白菜の中心にまで触手を伸ばさない。もちろん硬く巻いているというのも虫からのガードにもなるし、霜が降りても枯れない。

さて、無肥料だと、白菜は巻きにくいと良く言われる。種蒔き時期を早めても巻かない事は良くある。

それは、土の中に窒素分が少ないのが最大の原因である。葉は窒素分が少ないと大きく成長しないからオーキシンも分泌せずに内側に曲がらず、外に広がる。そうすると、新しい葉は押さえ込まれない。

内側の葉は光合成をするので青くなり硬くなるため、人が食べるのには適さないが、一部の虫たちにはエサともなり、虫食いが始まるという障害が発生する。

さて、悪いことずくしのようだが、実はこちらの方が自然な植物の姿である事は見逃してはいけない。

実は、結球する白菜の祖先というのは見つかってはいない。これは、そもそも人の都合で品種改良を重ねてきた結果だからだろう。

白菜の葉全てが光合成することによって、白菜は炭素化合物を作る。それが糖やアミノ酸になり旨味になる。それに窒素分が少ないから、甘味はしっかりと残る。

虫がやって来て食べ始めるが、窒素分が少ないから酷く食べられることはなく、白菜は虫たちと共生始める。葉を食べた虫は糞をし、リン酸を供給する。

虫は白菜によって生き延びる。そして冬が来て、虫たちはいなくなる。白菜は糖を持つので、寒さに耐えながらも枯れる事なく冬を越し、春になれば周りの葉をいとも簡単に枯らして、トウ立ち、つまり花を咲かせて種をつける。そういう仕組みになっているのである。

もちろん、誤解して欲しくないが、結球する白菜の方が進化的には先に進んでいる。無肥料栽培で結球させるというのは、ある意味高い技術力だし、栽培なのだから結球した方がいいに決まっている。虫にも食われず、冬を越せるし、鍋には最高の食材だし。

でも、自然の摂理を考えると、結球しないからといって失敗だと思わない方がいい。本来はそれが自然な形であり、自然栽培や自然農法では結球しないことは、結構あると思っていい。
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巻かない白菜|象牙の塔の住人 無肥料栽培家 岡本よりたか
働かない虫、芽吹か・・・ 生きる術 巻かない白菜 2016-02-12 00:00:00 テーマ: 栽培 [imagelink] <span>「巻かない白菜」 白菜にとって人に食べられることは本意ではない。 白菜の葉は内側に曲がり、結球する事で白菜らしくなるが、本来は葉っぱであるのだから光合成をして炭素化合物を根に供給するために外に広がる方が自然である。 なのに何故日が当たらない様に結球し、決して青くない真っ白な葉になるのか。これにはそれなりの理由がある。 白菜は寒くなるとオーキシンという植物ホルモンの作用により、葉の外側の細胞が肥大化して内側に曲がる。葉は内側から分蘖して増えて行くが、外の葉が曲がるために中に留まることになる。しかもどんどん増えて硬く巻く。 実は硬く巻くことにより、白菜の中心にある茎の先端、つまり花を咲かせ、種を付ける成長点を守ろうとしているのだ。作物であろうが、食べられることが本意ではなく、種を残すことが最大の目的であるからだ。 内側の葉は光合成が出来ずに白くなる。そうすると、虫の好きなアミノ酸や糖が出来にくい。糖やアミノ酸がないので窒素によってたんばく質を作る必要もないから、窒素も対流せず、虫にとってはなんの魅力もなくなる。だから、虫は白菜の中心にまで触手を伸ばさない。もちろん硬く巻いているというのも虫からのガードにもなるし、霜が降りても枯れない。 さて、無肥料だと、白菜は巻きにくいと良く言われる。種蒔き時期を早めても巻かない事は良くある。 それは、土の中に窒素分が少ないのが最大の原因である。葉は窒素分が少ないと大きく成長しないからオーキシンも分泌せずに内側に曲がらず、外に広がる。そうすると、新しい葉は押さえ込まれない。 内側の葉は光合成をするので青くなり硬くなるため、人が食べるのには適さないが、一部の虫たちにはエサともなり、虫食いが始まるという障害が発生する。 さて、悪いことずくしのようだが、実はこちらの方が自然な植物の姿である事は見逃してはいけない。 実は、結球する白菜の祖先というのは見つかってはいない。これは、そもそも人の都合で品種改良を重ねてきた結果だからだろう。 白菜の葉全てが光合成することによって、白菜は炭素化合物を作る。それが糖やアミノ酸になり旨味になる。それに窒素分が少ないから、甘味はしっかりと残る。 虫がやって来て食べ始めるが、窒素分が少ないから酷く食べられることはなく、白菜は虫たちと共生始める。葉を食べた虫は糞をし、リン酸を供給する。 虫は白菜によって生き延びる。そして冬が来て、虫たちはいなくなる。白菜は糖を持つので、寒さに耐えながらも枯れる事なく冬を越し、春になれば周りの葉をいとも簡単に枯らして、トウ立ち、つまり花を咲かせて種をつける。そういう仕組みになっているのである。 もちろん、誤解して欲しくないが、結球する白菜の方が進化的には先に進んでいる。無肥料栽培で結球させるというのは、ある意味高い技術力だし、栽培なのだから結球した方がいいに決まっている。虫にも食われず、冬を越せるし、鍋には最高の食材だし。 でも、自然の摂理を考えると、結球しないからといって失敗だと思わない方がいい。本来はそれが自然な形であり、自然栽培や自然農法では結球しないことは、結構あると思っていい。 いいね! コメントする




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[imagelink]
「尻腐れ」
今の時期に良く訊かれる質問が、トマトの尻腐れ対策。ネットで調べるとカルシウム不足なので、石灰を施肥するとある。無肥料ではそうはできないので、どうしたら良いか?
分からないでもない質問なのだが、考え方を根本を変えるべきだと僕は答える。尻腐れが起きないようにするにはという部分的な対処療法ではなく、もっと自然界の大きな話が必要だからだ。
確かにカルシウム不足で尻腐れは起きるが、じゃあ何故カルシウム不足が起きているのか。苦土石灰を撒かないからという泡沫的な話は置いておいて、要は土の中のミネラルバランスがトマトに向いてないということである。
考えてみれば、トマトの原産地は火山灰土壌のアンデス。弱アルカリ性土壌の作物である。では日本はといえば酸性雨による弱酸性。弱酸性の土壌ではカルシウムは少なく、そのためにリン酸を植物は吸収しにくくなる。
だから、この地でトマトを育てること自体が間違い(笑)。そう言ってしまえば身も蓋もないが、これは致し方ない。事実だから。
だからこそ、無肥料においては、土壌の状態というのがいかに作物に影響するかをしっかりと知るべきであり、土壌づくりというのが大切であるということになるのである。
ホームセンターで土を買ってくると、最初は育つが、やがて土壌の酸度が変わって来て育たなくなる。あるいは、その前までは苦土石灰が撒かれた土壌に急に何も施肥しなくなり、尻腐れになる。または、耕作放棄地の一年目、二年目は雑草の腐植分で育つが、三年目から発育不良に陥る。
それは、その作物しか育たない土壌を無理やり改良しているのだから致し方ないことなのである。しかし、自然農法では追肥という足し算ができないので、さてどうしたら良いのかとなるのである。
何度も書いていることなのだが、土壌のミネラルバランスをとるのは、人間ではなく植物の方である。だから、植物にやってもらうしかない。それがコンパニオンプランツなのである。
僕がよくやるのは、バシルと春菊。どちらもアルカリ性土壌を好む。アルカリ性土壌はカルシウムが若干多く尻腐れになりにくい。なので、この辺りを栽培すると、自然と土はアルカリ性土壌に近づいてくる。近づくといっても僅かだが、少しでもアルカリ性に傾けば、カルシウムが吸収し安くなって尻腐れが減る。
もちろん短期的な方法もある。例えばトマトの端の方の根を切る。主根から30センチほど離れたところをザクザクと切る。すると新しいひげ根が出て、新しい根圏微生物も増え、土の中の養分を吸収しやすくなる。
あとは余分な葉を落とす。実を育てている葉以外の葉を落とすことで、余分なミネラルが果実に集中して尻腐れなどが起きにくくなるということだ。
どっちにしろ、何かを足すという足し算はしない。むしろ引き算。コンパニオンプランツも土の栄養分を植物に与えるという意味では引き算。事の解決には引き算で対応した方が根幹治療に結びつくものである。
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尻腐れ|象牙の塔の住人 無肥料栽培家 岡本よりたか
草との戦いだね〜 台風一過 尻腐れ 2016-09-03 22:43:15 テーマ: 栽培 [imagelink] <span>「尻腐れ」 今の時期に良く訊かれる質問が、トマトの尻腐れ対策。ネットで調べるとカルシウム不足なので、石灰を施肥するとある。無肥料ではそうはできないので、どうしたら良いか? 分からないでもない質問なのだが、考え方を根本を変えるべきだと僕は答える。尻腐れが起きないようにするにはという部分的な対処療法ではなく、もっと自然界の大きな話が必要だからだ。 確かにカルシウム不足で尻腐れは起きるが、じゃあ何故カルシウム不足が起きているのか。苦土石灰を撒かないからという泡沫的な話は置いておいて、要は土の中のミネラルバランスがトマトに向いてないということである。 考えてみれば、トマトの原産地は火山灰土壌のアンデス。弱アルカリ性土壌の作物である。では日本はといえば酸性雨による弱酸性。弱酸性の土壌ではカルシウムは少なく、そのためにリン酸を植物は吸収しにくくなる。 だから、この地でトマトを育てること自体が間違い(笑)。そう言ってしまえば身も蓋もないが、これは致し方ない。事実だから。 だからこそ、無肥料においては、土壌の状態というのがいかに作物に影響するかをしっかりと知るべきであり、土壌づくりというのが大切であるということになるのである。 ホームセンターで土を買ってくると、最初は育つが、やがて土壌の酸度が変わって来て育たなくなる。あるいは、その前までは苦土石灰が撒かれた土壌に急に何も施肥しなくなり、尻腐れになる。または、耕作放棄地の一年目、二年目は雑草の腐植分で育つが、三年目から発育不良に陥る。 それは、その作物しか育たない土壌を無理やり改良しているのだから致し方ないことなのである。しかし、自然農法では追肥という足し算ができないので、さてどうしたら良いのかとなるのである。 何度も書いていることなのだが、土壌のミネラルバランスをとるのは、人間ではなく植物の方である。だから、植物にやってもらうしかない。それがコンパニオンプランツなのである。 僕がよくやるのは、バシルと春菊。どちらもアルカリ性土壌を好む。アルカリ性土壌はカルシウムが若干多く尻腐れになりにくい。なので、この辺りを栽培すると、自然と土はアルカリ性土壌に近づいてくる。近づくといっても僅かだが、少しでもアルカリ性に傾けば、カルシウムが吸収し安くなって尻腐れが減る。 もちろん短期的な方法もある。例えばトマトの端の方の根を切る。主根から30センチほど離れたところをザクザクと切る。すると新しいひげ根が出て、新しい根圏微生物も増え、土の中の養分を吸収しやすくなる。 あとは余分な葉を落とす。実を育てている葉以外の葉を落とすことで、余分なミネラルが果実に集中して尻腐れなどが起きにくくなるということだ。 どっちにしろ、何かを足すという足し算はしない。むしろ引き算。コンパニオンプランツも土の栄養分を植物に与えるという意味では引き算。事の解決には引き算で対応した方が根幹治療に結びつくものである。 いいね! リブログする




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[imagelink] 「唯一無二」

届くメールやメッセージ読んでると、農法批判のように思われているようなので、この際だから想いを書いておこう。

確かに僕は農薬とか化学肥料は使わないし、それらが環境汚染に繋がると主張してきた。だけど、これは人や農法の否定では決してない。あくまでも、美味しい作物を作りたいと本気で思っているのならば、環境に配慮した農業を考えて欲しいというだけである。

だいぶ前ではあるが、北海道の北見近くの先進農業を見てきた。彼らは農薬も化学肥料も使用する。だが、それはより美味しいものを作る為であり、農業を安定した職業とすることで、後継者を育てるという事に他ならない。

彼らの農法は確実に安定し、高い収量を上げ、味もかなりいい。慣行栽培というアバウトな括りに入れるには、あまりにも高度な農業である。詳細な土壌分析を施し、植物の生態を正しく学び、必要のない肥料は、たとえそれが窒素やリン酸であっても一切入れない。科学的に生物が必要とする元素のみを施肥して、ミネラルバランスを絶対に崩さないので、農薬も最小限にできる。

だから、驚き感心した。もちろん、僕は無肥料、無農薬だが、僕らの農業だって、不自然な耕耘や草刈りはするのだから、なんでも自然がバランスをとってくれるとばかりに、自然の力に上で胡座をかいていては上手くはいかない。その事を強く感じさせてくれたのだ。

だから僕は方向を変えた。植物の生態はどうなってるのか、虫たちは何をしてるのか、肥料を与えると何故成長が早いのか、土のミネラルとはなんなのか、微生物たちは何をしてるのか。そんな事も知らずに、農業やってますなどと、偉そうな事を言うのも恥ずかしいと思った。

そして、農家という肩書きをFacebook上から外した。失敗ばかりだからだ。枯らすこともしょっちゅうだし、実が成っても収穫タイミングを逃すし、第一、必ずしも美味しいとは限らない。大切な事は、自分の作る作物にどれだけ自信が持てるかであろう。そして、農法否定などという馬鹿げた事もするべきではない。

僕がやりたいのは、自然に寄り添う農業を知ってもらうことである。無肥料でも作物が出来ることを広め、多くの人に実践してもらうことだけである。

自然栽培だけが唯一無二とは限らない。
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唯一無二|象牙の塔の住人 無肥料栽培家 岡本よりたか
本物 ガイガーカウンター 唯一無二 2015-09-30 00:00:00 テーマ: 栽培 [imagelink] <span>「唯一無二」 届くメールやメッセージ読んでると、農法批判のように思われているようなので、この際だから想いを書いておこう。 確かに僕は農薬とか化学肥料は使わないし、それらが環境汚染に繋がると主張してきた。だけど、これは人や農法の否定では決してない。あくまでも、美味しい作物を作りたいと本気で思っているのならば、環境に配慮した農業を考えて欲しいというだけである。 だいぶ前ではあるが、北海道の北見近くの先進農業を見てきた。彼らは農薬も化学肥料も使用する。だが、それはより美味しいものを作る為であり、農業を安定した職業とすることで、後継者を育てるという事に他ならない。 彼らの農法は確実に安定し、高い収量を上げ、味もかなりいい。慣行栽培というアバウトな括りに入れるには、あまりにも高度な農業である。詳細な土壌分析を施し、植物の生態を正しく学び、必要のない肥料は、たとえそれが窒素やリン酸であっても一切入れない。科学的に生物が必要とする元素のみを施肥して、ミネラルバランスを絶対に崩さないので、農薬も最小限にできる。 だから、驚き感心した。もちろん、僕は無肥料、無農薬だが、僕らの農業だって、不自然な耕耘や草刈りはするのだから、なんでも自然がバランスをとってくれるとばかりに、自然の力に上で胡座をかいていては上手くはいかない。その事を強く感じさせてくれたのだ。 だから僕は方向を変えた。植物の生態はどうなってるのか、虫たちは何をしてるのか、肥料を与えると何故成長が早いのか、土のミネラルとはなんなのか、微生物たちは何をしてるのか。そんな事も知らずに、農業やってますなどと、偉そうな事を言うのも恥ずかしいと思った。 そして、農家という肩書きをFacebook上から外した。失敗ばかりだからだ。枯らすこともしょっちゅうだし、実が成っても収穫タイミングを逃すし、第一、必ずしも美味しいとは限らない。大切な事は、自分の作る作物にどれだけ自信が持てるかであろう。そして、農法否定などという馬鹿げた事もするべきではない。 僕がやりたいのは、自然に寄り添う農業を知ってもらうことである。無肥料でも作物が出来ることを広め、多くの人に実践してもらうことだけである。 自然栽培だけが唯一無二とは限らない。 いいね! コメントする




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[imagelink] 「本物」

僕はテレビもないし、ラジオも新聞もない。ネットニュースもほとんど読まないのだが、世界情勢くらいはなんとなく分かる。

合っているかいないかは知らないが、基軸貨幣で経済的に優位に世界を掌握してきた米国に訪れた経済危機を鑑みて、金融支配の元締めであるイスラエルと米国が、イラン、イラク、シリア等の中東を利用して、さらなる世界掌握を推し進めようとしていた矢先、ロシアと中国は、同じく中東を利用して、それを阻止しようと動いたということだろう。

日本は米国追従であり、米国内の経済危機時の治安維持と、中東での地上部隊として駆り出すために、安保法案を強引に通させたわけで、それらの動きは、穀物の動きを見ていれば簡単に予想できる。ロックフェラー系米国主導の遺伝子組換え穀物への対応を見れば、世界情勢が見えてくるではないか。

人は食べることで生命を維持する。その生命維持のための穀物を他国に牛耳られれば、いいなりになるしかない。遺伝子組換え穀物を何故、EUが拒否をし始め、中国が輸入を停止し、ロシアが完全に締め出したのか。政治動向を分析する前に、まずその穀物の流れを、正しく解析するべきである。

今、中東の穀物はどのような状況なのかを見れば、その国の支配状況は一目瞭然である。だからこそ、戦争が嫌だと叫ぶのならば、まずは、今食べているものを見直すべきだと思う。

デモに行き叫んだところで、インスタント食品を食べ、安いハンバーガーを食べ、その動物性タンパク質がどのような穀物で生み出されているのか、そのタンパク質は、そのアミノ酸はどのように生み出されているのかも知らないでいたら、日本は簡単には変えられない。そこを疎かにするから、他国に牛耳られ、世界情勢に踊らされるのだ。

政治家を志す男の中で、三宅 洋平氏はそこを理解している。僕は、本物の食に気づいた者が国を動かせば、日本は大きく変わるかもしれないとすら思っている。もしチャンスがあれば、彼がやっている「三宅商店」を覗いてみて欲しい。出来るだけ本物を並べようと必死だから。

彼一人を持ち上げる気は更々ないが(笑)、そこに目がいってこそ、本物の政治家だと僕は思う。
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本物|象牙の塔の住人 無肥料栽培家 岡本よりたか
ネキリムシ 唯一無二 本物 2015-10-01 00:00:00 テーマ: 社会 [imagelink] <span>「本物」 僕はテレビもないし、ラジオも新聞もない。ネットニュースもほとんど読まないのだが、世界情勢くらいはなんとなく分かる。 合っているかいないかは知らないが、基軸貨幣で経済的に優位に世界を掌握してきた米国に訪れた経済危機を鑑みて、金融支配の元締めであるイスラエルと米国が、イラン、イラク、シリア等の中東を利用して、さらなる世界掌握を推し進めようとしていた矢先、ロシアと中国は、同じく中東を利用して、それを阻止しようと動いたということだろう。 日本は米国追従であり、米国内の経済危機時の治安維持と、中東での地上部隊として駆り出すために、安保法案を強引に通させたわけで、それらの動きは、穀物の動きを見ていれば簡単に予想できる。ロックフェラー系米国主導の遺伝子組換え穀物への対応を見れば、世界情勢が見えてくるではないか。 人は食べることで生命を維持する。その生命維持のための穀物を他国に牛耳られれば、いいなりになるしかない。遺伝子組換え穀物を何故、EUが拒否をし始め、中国が輸入を停止し、ロシアが完全に締め出したのか。政治動向を分析する前に、まずその穀物の流れを、正しく解析するべきである。 今、中東の穀物はどのような状況なのかを見れば、その国の支配状況は一目瞭然である。だからこそ、戦争が嫌だと叫ぶのならば、まずは、今食べているものを見直すべきだと思う。 デモに行き叫んだところで、インスタント食品を食べ、安いハンバーガーを食べ、その動物性タンパク質がどのような穀物で生み出されているのか、そのタンパク質は、そのアミノ酸はどのように生み出されているのかも知らないでいたら、日本は簡単には変えられない。そこを疎かにするから、他国に牛耳られ、世界情勢に踊らされるのだ。 政治家を志す男の中で、三宅 洋平氏はそこを理解している。僕は、本物の食に気づいた者が国を動かせば、日本は大きく変わるかもしれないとすら思っている。もしチャンスがあれば、彼がやっている「三宅商店」を覗いてみて欲しい。出来るだけ本物を並べようと必死だから。 彼一人を持ち上げる気は更々ないが(笑)、そこに目がいってこそ、本物の政治家だと僕は思う。 いいね! コメントする




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[imagelink] 「冬蒔き」

こんな寒い1月でも種蒔きは出来る。プランターを寒冷紗で守ると、土の温度は10度ほど高くなる。畑だと大掛かりな作業になるけど、プランターなら、材料が揃えば1時間とかからないし。

20度近くあれば、この時期でもルッコラ、ほうれん草、空豆、小松菜、ブロッコリー、からし菜、人参など、案外なんでもいける。

ただし、夏野菜を作ったプランターなら、深く掘って、腐葉土と米糠と油粕、薫炭などを施した方が確実。なければ、米糠だけでも。窒素不足、リン不足を防げるし、微生物が増えるから。

土を休ませないで、何かを作り続けよう。ちなみに、寒冷紗かけた時の水あげは、ジョーロの先を外して、水の出口を寒冷紗に擦るようにあげると、寒冷紗を外さなくても水あげができるので、お試しあれ。

本日は時間がなく、簡単な投稿ですみませんσ(^_^;)。
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冬蒔き|象牙の塔の住人 無肥料栽培家 岡本よりたか
植物は歩く 生産者不在価格 冬蒔き 2016-01-13 00:00:00 テーマ: 栽培 [imagelink] <span>「冬蒔き」 こんな寒い1月でも種蒔きは出来る。プランターを寒冷紗で守ると、土の温度は10度ほど高くなる。畑だと大掛かりな作業になるけど、プランターなら、材料が揃えば1時間とかからないし。 20度近くあれば、この時期でもルッコラ、ほうれん草、空豆、小松菜、ブロッコリー、からし菜、人参など、案外なんでもいける。 ただし、夏野菜を作ったプランターなら、深く掘って、腐葉土と米糠と油粕、薫炭などを施した方が確実。なければ、米糠だけでも。窒素不足、リン不足を防げるし、微生物が増えるから。 土を休ませないで、何かを作り続けよう。ちなみに、寒冷紗かけた時の水あげは、ジョーロの先を外して、水の出口を寒冷紗に擦るようにあげると、寒冷紗を外さなくても水あげができるので、お試しあれ。 本日は時間がなく、簡単な投稿ですみませんσ(^_^;)。 いいね! コメントする




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「遺伝子組み換え種子による食料支配」(長文)
2010年のことである。ハイチ共和国で、475トンもの種に、火が放たれた。
ハイチ共和国といえば、北アメリカと南アメリカの中間に位置する、キューバの隣国の小さな島にあり、ドミニカ共和国に隣接する。小さいと言っても、九州全体の面積の3/4、人口も同じく3/4程度の共和国である。
この島でマグニチュード7.0の大地震が起こり、20万人以上の死者と30万人以上の負傷者を出した。都市の被害は甚大であり、国全体が食料難に陥った。
人道支援として、この国に多くの食料が送られたが、その中に、モンサント社の遺伝子組み換えトウモロコシや野菜の種が相当な量、存在した。この国の人たちは、メキシコやブラジル、アルゼンチン、あるいはインド、そしてもちろんアフリカで起きているモンサント社による食料支配の構図についての知識があった。モンサント社が途上国に行ってきた悪行の情報が、日本よりも遥かに行き渡っていたのである。
それは、ハイチ革命以来、連綿と受け継がれてきた奴隷解放への強い抵抗の記憶のおかげであろう。だからこそ、彼らはこのモンサント社から送られてきた遺伝子組み換えトウモロコシや野菜の種子475トンに火を放ったのである。
遺伝子組み換え種子には特許がある。この種は決して保存してはいけない。そう決められている。その種を保存した者は、特許侵害として告訴され、破産するか、もしくはいかなる抵抗も無視される一方的な契約の中、遺伝子組み換え種子と農薬を強制的に買わされる運命にあるのだ。
その契約により、以後、遺伝子組み換えではない作物を栽培することが難しくなる。何故なら、一度栽培してしまった遺伝子組み換え作物は、その土地に延々と残り続ける可能性があるからである。
何故、遺伝子組み換え種子に特許が与えられたか?通常の交配種の種は、自然界でも起こりうる可能性のある交配しか行われない。しかし遺伝子組み換え種子は絶対に自然界では起こりえない遺伝子が組み込まれる。それは、バクテリアや昆虫などの遺伝子を植物に組み込む事からである。これが特許の理由となる。
これにより、植物は元の植物と形は同じであっても、そのタンパク質構造はまるっきり違うものになる。どのような毒性を持つかは分からない状態であり、かつ、現在の遺伝子組み換え種子に組み込まれた遺伝子は、「殺虫成分」を作り出し、かつたっぷりと除草剤が散布されて成長する。
しかし、一番の問題は、やはり種子の特許である。自然界からの恵である食料。その食料の種を、一企業が握ってしまうのである。その企業から種を買わない限りは、食糧生産ができなくなるということだ。これを食料支配と言わずになんと言うのだろうか。つまり奴隷化である。
ハイチ共和国の人たちはそれに気づいた。気づいたからこそ、食料難であるという切羽詰った状況の中で、遺伝子組み換え種子に火を放つという選択肢を選んだのである。なんと懸命なことか。そのくらい遺伝子組み換え種子は世界中に問題を撒き散らしているのだ。
さて、日本はどうだろうか。日本では遺伝子組み換え種子という物の存在すら知らない者が多い。日本で生産されるお米の3倍以上の遺伝子組み換え作物が輸入され、日常的に食べていても、誰も気づかない。
TPP以降は、食卓にのぼる生野菜も温野菜も、ほとんどがバイオテクノロジー企業が販売する種子に置き換わるだろう。その中に遺伝子組み換え野菜があったところで気づかないかもしれない。表示義務が撤廃されるからだ。今の食肉が遺伝子組み換え由来の飼料で作り上がっていることすら知らないのと同じように。
今こそ、自らの食べ物を自ら栽培するという選択肢を検討するべきである。最大の防御は一番信頼できる自分自身に、食糧生産を委ねることである。一部だけでもいいから、今日から始めて欲しい。
※遺伝子組み換え関連講演予定 1)7/26 広島 広島市 7/26単発でお申し込みください。下部に申し込みフォームリンクあり http://ameblo.jp/natural-essence1996/entry-12046610323.html
2)8/1 埼玉 越谷市 内海聡氏&岡本よりたか氏 合同講演会 in 越谷 本当にこれでいい? 今の日本 これからの日本 ~大切な家族を守るために知っておきたい~ 『これからの医食住 http://www.kokuchpro.com/event/koshigaya/
3)9/6 東京 六本木 あなたの台所にもある遺伝子組み換え食品 ~映画「いのちの種を抱きしめて」上映会付~ http://holistic-wellness.jp/event/studymeeting/20150906.html
※写真 映画『パパ、遺伝子組み換えってなぁに?』より、ハイチの農民たち http://www.uplink.co.jp/gmo/ #遺伝子組み換え種子 #遺伝子組み換え作物 #ハイチ #ドミニカ共和国 #遺伝子組み換えトウモロコシ #食料 #野菜の種 #交配種
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遺伝子組み換え種子による食料支配|象牙の塔の住人 無肥料栽培家 岡本よりたか
自給 人と植物の関係 遺伝子組み換え種子による食料支配 2015-07-21 21:51:45 テーマ: GMO [imagelink] <span>「遺伝子組み換え種子による食料支配」(長文) 2010年のことである。ハイチ共和国で、475トンもの種に、火が放たれた。 ハイチ共和国といえば、北アメリカと南アメリカの中間に位置する、キューバの隣国の小さな島にあり、ドミニカ共和国に隣接する。小さいと言っても、九州全体の面積の3/4、人口も同じく3/4程度の共和国である。 この島でマグニチュード7.0の大地震が起こり、20万人以上の死者と30万人以上の負傷者を出した。都市の被害は甚大であり、国全体が食料難に陥った。 人道支援として、この国に多くの食料が送られたが、その中に、モンサント社の遺伝子組み換えトウモロコシや野菜の種が相当な量、存在した。この国の人たちは、メキシコやブラジル、アルゼンチン、あるいはインド、そしてもちろんアフリカで起きているモンサント社による食料支配の構図についての知識があった。モンサント社が途上国に行ってきた悪行の情報が、日本よりも遥かに行き渡っていたのである。 それは、ハイチ革命以来、連綿と受け継がれてきた奴隷解放への強い抵抗の記憶のおかげであろう。だからこそ、彼らはこのモンサント社から送られてきた遺伝子組み換えトウモロコシや野菜の種子475トンに火を放ったのである。 遺伝子組み換え種子には特許がある。この種は決して保存してはいけない。そう決められている。その種を保存した者は、特許侵害として告訴され、破産するか、もしくはいかなる抵抗も無視される一方的な契約の中、遺伝子組み換え種子と農薬を強制的に買わされる運命にあるのだ。 その契約により、以後、遺伝子組み換えではない作物を栽培することが難しくなる。何故なら、一度栽培してしまった遺伝子組み換え作物は、その土地に延々と残り続ける可能性があるからである。 何故、遺伝子組み換え種子に特許が与えられたか?通常の交配種の種は、自然界でも起こりうる可能性のある交配しか行われない。しかし遺伝子組み換え種子は絶対に自然界では起こりえない遺伝子が組み込まれる。それは、バクテリアや昆虫などの遺伝子を植物に組み込む事からである。これが特許の理由となる。 これにより、植物は元の植物と形は同じであっても、そのタンパク質構造はまるっきり違うものになる。どのような毒性を持つかは分からない状態であり、かつ、現在の遺伝子組み換え種子に組み込まれた遺伝子は、「殺虫成分」を作り出し、かつたっぷりと除草剤が散布されて成長する。 しかし、一番の問題は、やはり種子の特許である。自然界からの恵である食料。その食料の種を、一企業が握ってしまうのである。その企業から種を買わない限りは、食糧生産ができなくなるということだ。これを食料支配と言わずになんと言うのだろうか。つまり奴隷化である。 ハイチ共和国の人たちはそれに気づいた。気づいたからこそ、食料難であるという切羽詰った状況の中で、遺伝子組み換え種子に火を放つという選択肢を選んだのである。なんと懸命なことか。そのくらい遺伝子組み換え種子は世界中に問題を撒き散らしているのだ。 さて、日本はどうだろうか。日本では遺伝子組み換え種子という物の存在すら知らない者が多い。日本で生産されるお米の3倍以上の遺伝子組み換え作物が輸入され、日常的に食べていても、誰も気づかない。 TPP以降は、食卓にのぼる生野菜も温野菜も、ほとんどがバイオテクノロジー企業が販売する種子に置き換わるだろう。その中に遺伝子組み換え野菜があったところで気づかないかもしれない。表示義務が撤廃されるからだ。今の食肉が遺伝子組み換え由来の飼料で作り上がっていることすら知らないのと同じように。 今こそ、自らの食べ物を自ら栽培するという選択肢を検討するべきである。最大の防御は一番信頼できる自分自身に、食糧生産を委ねることである。一部だけでもいいから、今日から始めて欲しい。 ※遺伝子組み換え関連講演予定 1)7/26 広島 広島市 7/26単発でお申し込みください。下部に申し込みフォームリンクあり http://ameblo.jp/natural-essence1996/entry-12046610323.html 2)8/1 埼玉 越谷市 内海聡氏&岡本よりたか氏 合同講演会 in 越谷 本当にこれでいい? 今の日本 これからの日本 ~大切な家族を守るために知っておきたい~ 『これからの医食住 http://www.kokuchpro.com/event/koshigaya/ 3)9/6 東京 六本木 あなたの台所にもある遺伝子組み換え食品 ~映画「いのちの種を抱きしめて」上映会付~ http://holistic-wellness.jp/event/studymeeting/20150906.html ※写真 映画『パパ、遺伝子組み換えってなぁに?』より、ハイチの農民たち http://www.uplink.co.jp/gmo/ #遺伝子組み換え種子#遺伝子組み換え作物#ハイチ#ドミニカ共和国#遺伝子組み換えトウモロコシ#食料#野菜の種#交配種 いいね! リブログする